【詩】こどく・その後
幼いころから
集団行動がにがてだった
協調性を要求されると
ひとりの方が気楽だとも思っていた
愛想笑いと
お世辞を上手に使いこなせば
世渡りはかんたんに出来るとさえ考えていた
だけど、酷くこどくだった。
家に帰ればひとりだったし
友人もそれぞれの時間があった
それだけがこどくだと思う
原因ではないけれど
ただ、淋しくて仕方なかった
彼に出逢うまで
ひとりで何かに没頭している時間が
いちばん有意義だと思っていたのに
すんなり隣にお邪魔してきたね
そしていつの間にか
こどくだと思う回数が減って
私はひとぼっちではなかったことを
教えてくれたね
25歳の居場所
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