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大人のまなび
世の中には色々な言葉が溢れていて、その言葉をわたしたちは何気なく目にしているけれど、この数日、わたしは自分の周りの言葉に幾つも反応した。
それは、送られてきた言葉だったり、流れている言葉だったり。そんな時には向き合ってみなきゃ何もわからないだろうと、3名の方とオンラインでお話しをさせて頂いた。
すると、なぜそれらの言葉が気になったのかが見えてきた。どれもわたしにとっては未知の事柄で、その事柄を知っておくべきだと感じていたのだ。
結果、それほど重要だとは思っていなかったことが、実は自分にとって重要だということが分かってきた。自分の潜在意識の中にしっかり存在していた課題が、ある方の言葉とぴったり重なった。
気づいていなかったけれど、わたしには学びたいことがあったのだ。
先日、わたしは講演会でリスキリングとリカレントに関するお話しをさせていただいた。その講演会終了後、大人が学ぶ動機とはいったい何なのだろうという話になった。
恐らく学びの直接のきっかけは人それぞれだと思う。けれど、大人の学びにはどこか共通するきっかけがあるような気がする。
わたし自身は、資格を取得して37歳から子どもたちに英語を教え始めている。けれど、資格と会話はぜんぜん違う。
そこからわたしの英語の学びが始まった。
英会話学校へ通い、専門の学校へ通うようになった。そこで、クラスを受け持たれていた先生の話が、その後、自分の人生を変えることになった。
その先生は30代で会社を辞めて、米国のコロンビア大学に留学されていた。これは記憶をたどりながら書いているので、確かではないかもしれないけれど、コロンビア大学には英語教育専門の学部がある。
その先生が留学されたきっかけは、かつて学ばれていた学校の先生が、20代後半で会社を辞めてコロンビア大学に留学したと言われたことが頭の隅にずっと残っていたのだそうだ。だから行けましたとおっしゃった。
冗談のようだけれど、その先生の言葉がわたしの体に残っていた。
準学士のままではこの仕事は厳しいと思い始めた頃から、編入を考えるようになった。けれど条件が揃わない。大人が容易く学べるものではない。けれど、ある年、全ての条件が揃った。残るは夫の説得だけだった。それが48歳の夏だった。
わたしは留学ではなかったけれど、編入したことで、世代の異なる異文化に足を踏み入れた。
そして、今日、SNSで大学のことを呟かれていた方がいた。その方はわたしが40代後半で大学に進んだことが気になられていた。きっと、その方からは、わたしがあの頃の先生に思えるのだろう。もう大人になっちゃったから仕方ないと誰だって思う。けれど、身近にその線を超える人がいると、それが気になる。
そして、言葉が気になることがある。
大人の学びは熟すほど長い間体の中で温めていた希望だったりする。直接のきっかけは仕事でも、学びたいというパッションがふと自分の体の中から湧き上がってきたら、それは本当はずっと以前から自分の体の奥深くに眠っていた望みなのかもしれない。
だから、学びたいという情熱があって、体力があって、時間があって、環境が整っていて、そして予算が工面できたなら、その時は迷わず学ぶといいと思っている。
何事もタイミングが大切だ。
今だ!というタイミングはなかなか巡ってこない。だからこそ、準備が大切でもある。
大人が学ぶとは、きっとそれほど貴重なことなのだと思う。
※最後までお読みくださりありがとうございました。
※女性の働き方に関する講演会を開催いたします。ご興味のある方は是非いらしてくださいね。
※お読み頂きありがとうございました。
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※スタエフでも話しています。