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良き一日

今日は家族と夜、新年を祝いました。

年末、家族忘年会をする予定でしたが、

突如、日帰りだったはずの奈良旅行を一泊に変更して、夫とわたしが旅行へ出て、娘に母を託し羽を伸ばしました。

というわけで、今日は久しぶりの家族そろっての外食でした。


2023年の夏、よく母が言っていたのです。

「わたしの腸はここには無いの。わたしの腸は背中にあるの」

と。

なに可笑しなこと言っているのだろうと思っていたのです。

が、それから徐々に食が細くなり、

間もなく、深夜、救急搬送されたのでした。

その時の母の激痛たるや、どんなに痛くても痛いと言わない母が痛い痛いと叫ぶのです。

レントゲンをみて驚きました。

本当に母の腸は背中の方にまで拡張していました。腸が膨らみ、ガスと便が溜まったお腹はパンパンに膨れ上がり、背骨まで歪んでいたほどでした。

わたしはこの頃まで、あまり高齢者の身体のことがわかっていませんでした。

それ以来、母は刺激物がほとんど口にできなくなっていました。

わたしの予想では、伸び切ってしまった腸に傷が出来てしまったのだと思うのです。


ところが、あれから1年半後の今日、

母はアルコールで乾杯しました。

「あら、美味しいわ」

と、普通に飲んでいます。

ほんの少しだけ、刺激のあるお料理も口にしました。

良き1月3日となりました。



※最後までお読みくださりありがとうございました。



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