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余白は人を自由にする

土曜の今日、朝から外出していた。

その帰りの電車で面白い記事を見つけた。

日経ビジネスに掲載されたアートディレクター山崎氏のお考えだ。

戦略的に余白を取る、今忙しい人にはいい考えだと思う。もちろん、わたしも気になる。

わたしは忙しい時には、ずらせる予定はずらし、敢えて予定表を白いままにしておく。自分で入れた予定にイライラとした気分を抱くだけで窮屈になるし、相手に迷惑になると思っている。そんなことでは、繋がるご縁も繋がらなくなる。

それから、慌てて詰め込んだ時には、決まってゆり戻しがくることも体験済みだ。それでは進んだようでもまた元にもどってしまう。

上の山崎氏は記事で、

「毎日、つらい」と感じる原因は、実は余白不足かもとおっしゃる。自分自身と「外」の間に、安心できる適切な距離を確保できていない時に人は辛くなる。そうなると、人は、必然的に「心の疲れ」を感じて、充実している一方で、何かで「現実逃避」したくなる

日経ビジネス 202401

とおっしゃる。

さらに、それは、精神的な活動においても同じで、素のままの自分でいられる場所が必要だとおっしゃる。そして、精神面での余白を設けましょうとおっしゃる。

その余白があると、人は活き活きとするし、じっくりと考えたくなるし、新しい人に会いたくなるし、新しいアイディアだって思いつく。そして、新しいことを始めてみようかなと思えてくる。


今日はコロナ禍からすっかり遠ざかっていた、海外の話が面白いと思えた。

知人が楽しそうに話すヨーロッパに行ってみたいと本気で思えた。これまではなんだか現実味が無かったけれど、ちょっとした気分の変化なのだろう。またどこかへ行ってみたくなった。

そうそう、講演会に来て下さった方に、後日stand.fmのコラボに来ていただき、多読の話しをお聴きしたことがあった。その方は通訳ガイドのプロだ。

遠ざかっている英語に戻りたいけれど、もう今更テスト勉強はしたくない、そんな気分の時に話していただいた多読の話が気になっていた。

そこで、勧めていただいた多読を始めてみようと、近所の図書館で小さくて薄い絵本を借りてきた。

The Tin Solider

その絵本を往復、電車の中で読んだ。なるほど子ども用の本なのに知らない単語がいくつもあった。それをそのまま読むのがいいのだそうだ。

こんな感じなら、また楽しく英語に触れられそうだ。

あまりに余白がなくなった時、新しいことなど何一つしたくなかった。考えることすら億劫だった。

けれど、今、ようやく心だけでなく、脳が動き出しているのを感じる。好奇心の発動だ。またこんな気分になれるなんて、ちょっと自分でも驚いている。

夕方、駅に着くと雪だった。初雪だ。冷たい風が吹く中、コンビニで買ったビニル―傘で雪をよけながら暗くなった道を歩いた。みぞれ交じりの雪だ。それも悪くない。

また、新しいことにチャレンジしようかなと思えるようになっていることがちょっとだけ嬉しかった。

※最後までお読みくださりありがとうございました。


※現在、国際文化会館で1月と2月に開催される、女性の働き方に関する講演会のお申し込みの受け付けをしています。stand.fmの音源、限定URLの受付もしていますので、ご興味のある方はこちらから。


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