個人メディアの可能性。めげなければ声は届く
自分がやり始めたことにうんざりすることはないだろうか。
わたしは、このままではいけない、今の日本の女性の窮屈さを何とかしなければ、とそんなことばかり考えてきた。
そして2021年4月から女性の働き方についてnoteで発信をはじめた。けれど手ごたえなんてなくて、もううんざりしてそれを幾度も手放そうとした。
けれど駄目だった。なぜかと言えば、人と出会ったり、出来事に遭遇したから。
今日もちょっとした出来事に遭遇した。
それが、7/21(金) 8:17配信のプレジデントオンラインの「男女平等にはあと286年かかる」は大間違い…"日本は全然変わらない"と嘆く人が見落としていることという記事だ。
大きな声の人が書く記事には力がある。
この配信には楽観的な数字と言葉が並ぶ。
けれど、それならどうして日本のジェンダーギャップ指数の順位は年々下がっていくのだろう。
生意気なようだけれど、それでも、どこを切り取って語るかで、物の見え方は大きく変わる。
この国には、女性にしか見えない風景がある。評論家や専門家や男性が悪いというわけではない。同じ苦しみを経験していない人には、その苦しみがどうしても想像できないということを幾度も感じてきたのだ。
上のネットの記事には女性の正社員比率が上がっていることが、女性の働き方の改善の証明のように使われている。けれど問題は比率でも数字でもなく、その中身だ。入口で女性はサラリーマンと補助に分けられる。どちらも正社員だけれど、その2つの生涯賃金は恐ろしく違う。
書かれたものや、書かれた数字をうのみにしてはいけない。
女性にはその違和感はピンとくる。それは実際に問題を抱えている当事者だからだ。しかも取るに足らない小さな問題と言われるものは、その昔から女性の問題ってことが実に多かった。
そのことがSNSで発信を始めてよくわかった。なぜなら、自分や、自分の周りに起こっていたことが、わたしにもあった、わたしも同じ経験したと、SNSで届き始めたから。
時代がクルリと変わる時ほど、日本の女性は酷い目にあってきた。
そして今、また時代がクルリと変わろうとしている。なにがいったい問題なのか、そこを本気で知りたいのは当事者だけだと思っている。
※最後までお読みいただきありがとうございました。
※皆様、いつもありがとうございます。
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