いまだからできる、おうちじかん。
外に出られない。
それだけで憂鬱だし、きもちも滅入ってしまう。
のですが、今だからこそできることもあるんじゃないかなーなんておもったりもするのです。
ふだんは、休みがあればほとんどすべてに予定を入れてしまいがちで、気がついたら疲れて限界、なんてこともしょっちゅうでした。
晴れたら、カメラを持って出かけたいし、
日程が合えば行ってみたいお店やイベントがたくさんある。
それに、余力があれば、ちょっと、いやかなり遠出して
お気に入りのあの場所にだって行きたい。
そんなふうに休日の予定を考えるのがたのしくてしかたないのに、どこへも出かけられないのはなんだか息苦しい。
だけど、出かけられないからこそ楽しめるものがある、というふうにもおもうのです。
山へあったかい珈琲をもってピクニックに行くとか、
家で積読していた本を読む、とか、
家にいてもたのしめることもたくさんある。
そんななかで、今日挑戦したのは、通称『ちくちく』。
昨年から、手縫いのおもしろさ、に目覚め、じぶんで使うポーチやかばん、などを少しずつつくったりしていたのです。
手縫いなんて、めんどくさいこと前だったらぜったいにしていなかったとおもうのですが、無心になって、ひと針ひと針縫っていると、瞑想のようにいろんなことがあたまのなかに浮かんでは消え、浮かんでは消えたりするのが、もやもやからはなれるのに心地よくて、やっていました。
蚤の市で、おとくにリネンの布を買っていて、いつかこれでリネンパンツをつくりたい、とおもっていたのですが、手縫いで服がつくれるとはとうていおもえず、なかなかチャレンジできず。
だけど、この際だから挑戦してみよう、とついに念願のリネンパンツづくりに挑戦してみました。
やっぱりちくちくしている時間は、無になれるし、どっちかというと、今日は動画を見ながらじぶん時間を満喫する感覚で縫っていきました。
ところが、やっぱりパンツって型紙どおりにつくらないといけないのか、どこを見ても、型紙があふれているのです。
おおざっぱでてきとうで、めんどくさがりなわたしは、どうしても型紙なんかつくらないでてきとうにしてつくりあげたい。
《 めんどくさい 》
この一心で、一枚の布をどうにかしてパンツにしてやろうとあれこれ検索しながら、考えながらやりました。
母に聞けば、ただしいつくりかたなんて一発でわかるのです。
だけど、そうしなかった。
どうしても、そうしたくなかったのです。
なぜなら。
じぶんで、じぶんなりの方法で、ゴールにたどりつきたかったんです。
それがただしいルートじゃなかったとしても、
完成品のクオリティがとてつもなくひくかったとしても、
それでも、
じぶんが見つけた道でたどりつきたかったんです。
そうしてあれこれと考えながらつくったパンツは、
おもった以上にちゃんと日常ではけるレベルのものができあがりました。
もちろん、
股上のところをちゃんとしてなかったし、
あとからいろいろ考えながら修正したところもあるので、
細かいところは見るに堪えないのですが、
ざっと見ればじゅうぶん、なリネンパンツができあがったのです。
もうそれだけで大満足!
予定のないやすみの日は、ひとつあたらしいチャレンジをすると達成感を感じられてとってもいいじかんになりました。