血眼になってアート作品購入を検討していたコレクターに遭遇した話。
あるギャラリーのオープニングに伺った時、血眼になって作品購入を検討しているコレクターの姿が目に入ってきた。業界では有名なコレクター、こうして律儀にギャラリーに足を運んで購入を検討している姿は涙ぐましい。と言っても、アート作品は一点物なので、ガッツがないと購入はできないのだと思う。
その会場では一見さんのような方が、スタッフに作品購入を検討している旨を伝えていたが、後日プライスリストをお送りしますと伝えていたのは、この人には売る気は無いのだろうなとすぐにわかった。大物コレクターには付きっきりで価格についてその場で購入していたし。
こうしてコレクションすることを生き甲斐にしてしまうと、もはやゆっくりした気持ちで作品鑑賞はできないのでは無いだろうか。