32.前期の教育実習が終わった年の夏

前期の教育実習（3年生分）が終わった4年生の夏、私の同期は卒論に向けて忙しくし始めた時期でもありました。

4年生時に同期たちと一緒に卒論を書き上げ、紀要として大学に収めてしまえば後期実習（私の5年生前期時）が終わり次第卒業を目指しました。

同期と一緒に卒業したかったですが、半年遅れの卒業でもいいかな。ともうその時は考えていました。

けれど、この夏のある日、父がもたらした情報で私の卒業が、もう半年遅れる事となります。

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麻痺した身体に対して、東北地方の某大学病院で画期的な治療法が開発されつつあるとの情報でした。

すぐさま当時の私の状況を手紙（Emailという便利なものはありませんでしたー。）で知らせたら、1週間もしない内に「診察に来てください。」と返信がありました。

えー、遠いよ、遠い。メッチャ遠い。

でも、良さそうな治療だったので早速家族で行ってみました。

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結局、治療を受けることになったのですが、そのお話はまた次回以降に。