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助けになった便利な制度〈障害年金制度〉

障害年金制度

 主人の場合は、大阪市外で身体障害で2級を取得、
引っ越し後の大阪市で身体障害で1級を取得しました。

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 障害年金を申請する際には、まず初診日を確認する必要があります。それは、障害年金は初診日当時の年金制度から支給されることになっているためです。その年金制度の規定から、決定された等級で障害年金が受けられるのか、受けられるなら金額はいくらになるのかが決まります。

 初診日とは、障害の原因となった傷病につき、初めて医師又は歯科医師の診療を受けた以下の日をいいます。(ただし、最終的に初診日を決定するのは、障害年金の審査をする障害認定医です。)

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うちは障害状態になった時は個人事業のため国民年金で、2級申請からとなりました。(3級は厚生年金のみ)1級が一番重い症状です。 2級の申請の時は、1つの症状では2級の状態に至らないため、複合的に申請して「みなし2級」としてもらうやり方だったため、申請が厳しく、何度も病院に書類を書いてもらいに行くことが必要となり、困難を極めました。(うろ覚えですが、くも膜下出血&身体の不随だったと思います)また、申請後も結果が出るのに通常は3ヶ月なのですが、5ヶ月ほどかかり、結果が出るまでの間も病院に追加の書類を求められました。内心、なんで5ヶ月もかかるねん、って言いたい所ですが・・。

 私の感覚ですが、なかなか障害年金がでるだけの大きな症状になるより、生活習慣病で複合的に状態が悪くなる人の方が多いように思います。 

 主人の場合は、口腔の痛みを5年くらい前から訴えてはいたのですが、当時、心臓などの不安があって病院にかかっていた時期があって、口腔の痛みは虫歯程度に片付けられてしまっており、初診日につながらず、かなり大きな癌がみつかった日が初診日と認定されてしまいました。

 これをご覧になった方は、ささいな症状でも病院にかかった場合は、内容や日付をメモされておく事、また 病院にかかっておくことこそが証明に繋がると思います。少し血圧が高いくらい・・とか放置せず、初期段階で病院にかかっておくと、予防と共に将来大きな病気に繋がった場合、初診日として早い段階で認定されるかもしれません。まあ 大きな病気はしないに越したことはないのですが・・。

  あとは、大きな声では言えませんが、大阪市の方が申請しやすい用に思いました。大阪市外だと、年金事務所はとても待たされるし(1-2時間はザラ)、年金事務所に行くのに電話予約しなければならないのに、電話もまったく繋がらない有様・・。さらには年金事務所の人の態度は凄い偉そうだったりします(^_^;) 年金事務所と病院と役所で何度もたらい回しにされたりもしました。よっぽど障害年金払いたくないとしか思えない思いでした(^_^;)

 あまりにも大変で仕事にも差し支えるので、社会保険労務士にお金払ってお願いする、という事も考えましたが、ここまで来たら意地です。申請の条件をクリアする可能性を年金事務所に確認出来たら、何が何でも取得してやる!という気持ちが大事だと思います。ここで諦める人も多いように思います。

 なお、大阪市では、1級を申請したのですが、こちらは役所に相談しただけでスムーズに申請が進みました。(市外では、年金事務所に行かないと役所では取り合ってもらえませんでした)まあ、申請内容は大阪市の方が末期癌で申請して、申請しやすかったというのもあり、一概に言えないとはおもいますが。

 どうも、管轄の区の住民サービスの力の入れ方で、障害年金申請の難易度は変わる可能性があります。ただ、昨今の社会情勢を考えると国は障害年金申請者を減らしたいとは思います。が、万が一の事態に備えた当然の権利ですので、申請の条件にあたる症状と思われる場合は、諦めないで、管轄の区役所・病院のソーシャルワーカー・ケアマネージャー・年金事務所に何度も相談することが大事です。場合によっては担当者によって言われるニュアンスが多く変わりますし、いい加減な返答をする人も中にはいます。可能性が薄いと言われても 複数の人に聞いてみる事をおすすめします。

 生活に困窮して八方塞がりの場合、日本の場合 対応できる制度は整っていると考えていますので、一人で抱え込まないで、ケアマネなど周りのプロとできるだけ相談していくことがワンオペ介護して行く上でとても大事だと思います。

参考

日本年金機構https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/tetsuduki/shougai/seikyu/20140519-01.html


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