206冊目:スーホの白い馬/大塚勇三・赤羽末吉

こんばんは、Umenogummiです。


今日はモンゴルの楽器・馬頭琴にまつわるこの絵本です。



スーホの白い馬/大塚勇三 話・赤羽末吉 画




モンゴルで暮らす貧しい羊飼いの少年・スーホはある日、けがをした白い仔馬を連れて帰ります。

スーホの看病で仔馬は元気になり、二人は大の仲良しになりました。


やがて仔馬は美しい白い馬に成長し、スーホは殿様が開く、お姫様の婿探しのための競馬大会に出場することになりますが…。



はじめて読んだのは、国語の教科書でした。そういう方、多いのではないでしょうか。子どものころは単純に、悲しいー、殿様いやなやつ!くらいの感想でしたが、大人になってから見てみるともう号泣です。殿様はGo to hellで。

深い悲しみと憎悪を覚えるような歳になってしまいました。時の流れは残酷ですね。



NHKのおはなしのくにでは、女優の木南晴夏氏の語りで物語が語られています。

この中では、白い馬の名がツァス(モンゴル語で雪)になっていて、誰やねんo…もとい、ちょっと違和感がありますが。




かなしくも美しい、今もなお愛される物語です。


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