324作目:生きる/谷川俊太郎
こんばんは、Umenogummiです。
今日は詩です
生きる/谷川俊太郎
あまり文学に親しみのない方も、この
生きているということ
いま生きているということ
という始まりのフレーズはご存じではないでしょうか。
50行にも満たないこの文章に、生命のきらめきが生き生きと輝いているように感じられます。
固有名詞が出てくるところも好きです。
それはミニスカート
それはプラネタリウム
それはヨハン・シュトラウス
それはピカソ
それはアルプス
すべての美しいものに出会うということ
詩を読んでいると、作者はどんな想いでこの詩を書いたのだろうと思考を巡らせることがあります。それは詩がただの文字の羅列ではなくて、言葉の順番だったり、漢字と平仮名の使い方だったりという、文章の流れの中に作者の想いが詰まっていることが感じられるからだと思います。
谷川俊太郎氏と言えば、89歳ながらもtwitterを使っていたり、新しい技術をいち早く取り入れたりされている印象があります。私もいくつになっても、歳のせいにしたりすることなく、そういった姿勢を持ち続けていたいなぁと思います。
スヌーピー(PEANUTS)の翻訳でも有名ですね。