2色はめんどくさい。
今回の記事は愚痴です(ー_ー)
…いや、スミマセン、悩み相談というべきかな。
いま打ち合わせ中の介護の本なのですが、どうもマンガ部分を2色でやって欲しい…らしいのです。うん、薄々感じてはいたんですが…。
ここでいう2色というのは、黒と赤のことです。
最近ぜんぜん流行りませんが、昔はマンガ専門雑誌でもありました。巻中カラーに多かった印象です。
当方がアシスタントになったのは2003年でしたが、それから何年もの長いアシ生活の内で赤黒2色は1回だけ、S社のB誌でありました。あとにもさきにもそれ1回きりです。
まあハッキリ言ってカラーというには地味だし、地味な割には手間もかかるしで流行らなくなるのも道理だなと当方は思いますが…(ー_ー)
手順としては普通に黒で描いた原稿に赤で着色するだけです。当方のアシ先では証券用インク(水に強い)で描いた原稿の上に直接水彩絵の具の赤で着色していました。
が、いつも黒一色で「出来上がり」な絵を描いている身にとって、急に「あと1色だけ使っていい」といわれてもハッキリ言って余計(^_^;)。塗るとそこだけ目立ってしまうようで、みんな「黒沢明かよ」とかいいながら塗っていた覚えがあります。で、やる機会が少ないから練習もなく、2色が得意という人は当方の時代もうめったにいませんでした。
…それがなぜか、介護雑誌の世界では2色が主流なんですよね…
いまどき子供向けの学習雑誌でもあまり見ないのに、なぜなのでしょうか(ー_ー)ほんとに謎です。
以前介護雑誌の出版社に「なぜ2色?」と聞きましたところが「肌色を表現したいから」と言われましたが、当方納得いってません。じゃあ4色にしようよ。…正直、前頁4色は高くなるからでしょうけど…。
以下は6、7年前に当方が介護雑誌に描いていた2色のマンガですが、
大変メンドウでした。
というのも、先ほど述べたような理由により「赤だけで画面を作る」のが難しいので、まず普通に4色で塗ってイメージを固める。後に
シアン(青)とイエロー(黄)を抜いて完成
という訳の分らない作り方をしていたからですね(^_^;)
特定の色だけ抜くというのは、わざわざパソコンで調整するわけです。こういう…
いやでもけっこうおられるそうですよ、そういう風にやる人。それくらい2色はなじみがないものです。
何が悲しいと言って、わざわざ色抜いて劣化させたものを「完成」と呼ばねばならぬほど悲しいこたあない。
…薄々今回の仕事も2色になりそうだなと感じていた当方、もう4色からの引き算だけはイヤだと思ってちょっとだけ2色の練習をしていました。
普通に黒で描いて、赤で塗る。
赤の濃さを変えてなんとか頑張ってみる。サンプルとして描いてみたのが以下の画像ですが…
あ、空いてる場所には文章が入る予定なんです、サボりじゃありませんw
さあどうでしょうね。どうもまだ「決まった!」って感じじゃあないですねえ…(ー_ー)
そこで相談。
デジタルの2色なら私に任せろ!という勇者(存在するのかそんな人…(ー_ー))がもしおられましたら、上記サンプルについてアドバイスをいただきたく、伏してお願い申し上げます<(_ _)>
お粗末さまでした<(_ _)>
(追記)
編集さん、細かく言うとこういうことです。「まあ、2色ですから…」と仰いましたが、慣れない2色は4色よりメンドウなんですよwわかっていただけましたでしょうか(._.)…。