アナログ・カブラもいいもんです。
仕事を相手側に提出してチェックまち、いわゆる「投げた」状態の本日。
ちょっと最近頑張ったので今日はゆっくりしようかな…と、昨日使った昔のアナログ原稿をしまうため手に持ったら。
B4の30枚は、重いですね(^_^;)。比喩ではない、物理的に重い。
あ、昨日の記事はこちらです↓未読の方はどうぞ。
去年の11月からデジタルに移行してようやく半年ちょっとというところですが、原稿用紙の重さを忘れるなど、由々しきことです(ー_ー)。
どちらかというといつまでも紙とペンで描いていたいハズだった当方、アナログの筋肉が落ちています。
「このまま、アナログのペンを忘れていいのか」
どこからともなく、バッ○ァローマンの声が聞こえてきます(人は誰でも心にバッ○ァローマンが住んでいるモノです)。
悪○超人としての誇りはどうした、友情○ワーにほだされて一人では何もできんのか…という、王位継承編のア○ル兄さんの声まで聞こえてきました(人は誰でも心にア○ル兄さんが住んでいる)。
…思えば机に向かうのに、いつのまにか白いシャツを着るようになっている。なんたる油断でしょう。そんなシャツでインク飛び散るリングで戦えるとでも思っているのか。
そう、当方、失ったものを取り戻さねばなりません。
やにわに着ていた白いシャツを脱ぎ捨て↓
(↑気に入ってはいる)
100円ショップ・キャン○ゥで買ったいくら汚れても構わない黒Tシャツに着替えました。
ペンで一枚絵を描こう!(ヒマだし!)
と、マンガ原稿用紙を机に置きます。でかいです。デジタル移行してからつくづく感じますが、やっぱB4ってデカい。
当方の液晶タブレットもまあまあ大きいのにしたのですが、これだけ違います。
上画面の真ん中、白い部分がデジタル原稿の作業スペースですから、実質「拡大しなければ描けない」といっていい。全体を見渡すにはやはりまだ紙に一歩ゆずりますね。
けっこう。リングは広い方がいい。
こういうデカイ紙を相手に、ミスしたら一枚ごと描きなおしたりするのでアナログ派は基礎体力が高いのです。
よし、大好きな自然物を思いっきり描こう。
…でも、描きこみすぎをよく注意されるから、なるべくベタで、手塗の黒で攻めよう。方針は決まりました。
いざ。
森の中にポツンと少年の後姿。いい構図だ。好きな感じです。
ところで絵を描く皆さん、自然物の下書きってどの程度するんですかね…。今回、細かく作業工程を記録して「こんなふうに描いてます」なんて記事ができたらカッコいいぞ…などと考えていたのですが。
いきなり描きはじめてしまいました。
なにか有益なことを書いて「参考になるなあ」などと、あわよくばホメられたいという目論見は泡と消えてしまいましたね…(^_^;)
まあ心のサン○ャインが「都合の悪いことは忘れよ!」と言っているのでこのままいきます。
ここまでは主に筆ペンで描きました。昔は全部カブラペンでシルエットを描いてから塗っていたのですが、どうせ主線がつぶれるなら同じことかと思ったので当方はいきなり筆ペン派です。
地面や細かい葉っぱ(光のあたっているところ)はカブラでカリカリ。
なんですかね、このつけペンの描き心地…いや「抵抗」ですね、これは何か生理的に快感なものがあります。これはまだデジタルで再現されていませんが、意外に大事な気がする。
んで、全体に61番を貼る。光を削る。
(このへんのこともちゃんと写真に撮れば良かったのに、ノッてきてしまったんですね、カメラのことなんぞすっかり忘れてました)
出来上がりです(ー_ー)。
って言われても「もうかよ」でしょうが…まあ見てわかるとおり、別にむずかしい絵じゃないので勘弁してください。
たった一枚ですがやっぱりアナログはやりきった感が違います。
だって、机の上に描いた絵が乗っかってますからね。
デジタルはこれがさびしい、描いた絵をわざわざメールかドライブでスマホに送って、寝る前に布団で眺めないと「確かに描いた」という実感が湧きません(当方だけかな)。
ま、せっかくなのでスキャンしてデジタルとしても保存しておきましょう。うちにはA4スキャナーしかないので周りの余白は諦めて、はい。
ベタの上にトーンの圧着痕があるのが、実にアナログでしょう。
…ま、古い方だけわかっていただければ、今日は結構です(^_^;)
とにかく当方、マン○スマンを「超人十○架落とし」で投げたときのバッ○ァローマンのように、基本のペン力をいつまでも忘れないようにしたいと改めて思いました次第です。
…お粗末さまでした<(_ _)>
この記事が参加している募集
たくさんのサポートを戴いており、イラストももう一通り送ったような気がするので…どんなお礼がいいですかねえ?考え中(._.)