だからその、豆、ください(短いです)
今日は何言うところなく、不意に煮豆が食べたくなりました。
しいて理由を上げれば、でんでんむしが何食べるか実験が楽しくて、保存用食料の棚を漁っていたら、そろそろ使った方がいい乾物・昆布などもすこし出てきたのです。こういういいモノはヒトが食べるのである。
うむ、煮豆がしたいぞ。
しかしである。
市販の煮豆、特にパックのアレはどうしてもこう、アレなものである(ムニャムニャ)(._.)
いやハッキリ申し上げて、保存の都合でしょうがどうも水っぽくなりすぎですね。んでなんか甘いトロトロした液体が、デキストリンだか増粘剤だかしりませんが、かかってますね。あれがどうもいただけない。
もっとこう、きりっとした、それでいてポクポクの、美味しい煮豆がしたいぞ。
というわけで当方、久しぶりに自分でマメを炊こうと思い、恒例の体操のあと街にくりだしたのでした。
(商店街にある、可愛くない天使像)
以下、当方と店員さんの会話。
当「ないな」
店「なにかお探しですか?」
当「はい、豆の…あ、大豆の」
店「あ、それでしたらこっちの」
当「あ、どうも、、、スミマセン、あのパックじゃなくてその」
店「あ、すぐ食べます?お総菜なら」
当「えと逆で、料理してないアレを」
店「あ、じゃあこちらに」
(ぐるっと店内を歩く。「こちらに」とは言ったモノの、店員さん明らかに探している風情)
店「(誇らしげに)あった!」
当「ありましたかw」
店「大豆の水煮缶、これなら味はついてません!」
・
・
・
当「…あ、えと、あのその状態のつまり煮る前の…」
店「煮る前の豆?」
当「だからその、豆、ください」
と、こんな感じにちぐはぐになってしまいました。で、結局そのスーパーには無加工の大豆は置いていない、ということでしたが…。
そういえば、自分だって無加工の大豆を買いたいと思ったのは大変久しぶりなのであります。5,6年ぶりだろうか。
探すとないもんですね、コレが(._.)
店員さんだって普段扱っていなければ、お総菜やパックや缶詰はわかっても、生の大豆は選択肢に入らなかったのでしょう。
しかし考えて見ればこれも由々しきことではある。毎日毎日、味噌醤油から納豆豆腐まで、大豆食品を使わない日は絶無と言っていいのに。そのモトの姿を見る機会がないというのは、ちょっとアレですねえ…(._.)みんな加工工場の方に行ってしまう、とりもなおさずそれだけ料理しなく(というかしたくてもできなく)なっているということですが…。
結局4,5件も回ったでしょうか。スーパーのほか、米屋さん和菓子屋さんなどにも聞いて回って、たまたま産地直送を扱うスーパー兼市場みたいなお店でやっとこ
大豆、を手に入れました。
熱さえ通していないただのナマ大豆がいかなる大豆製品よりレアです(笑)あ、文字通りレアなのか(._.)
そんなに苦労して何を作ったかと言って、別にどうということはない。最初に申し上げた通り
タダの煮豆です。
しかしこの、自然に皮がはがれるくらいの。当方の好みはちょっと歯ごたえが残っている、ゆでピーナッツとグリンピースの間くらいの、煮ただけの豆は単純にンマイですねえ…。パックのムニャムニャとは比較になりません。
豆、もっとフツーに売っててくれないか
と強く思った本日でございました。
お粗末様でした<(_ _)>