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夫のうつ闘病記11

夫は朝散歩が日課になった。
平日は子供を保育園へ送っていったあと、1人で近くの公園で30〜40分散歩をして帰ってくる。

帰ってきたら朝ごはん、というかパンをトーストして食べて、あつ森をする。

一般の人からすれば、なんて体たらくな生活なんだと思うだろう。
うつ病発症時は家でゴロゴし、そのまま寝ていることしか出来ない状況だったので、その時と比べて日中は起きて、活動する意欲が湧いてきたのは大きな進歩である。

大きな進歩であるとわかってはいるが、やはり夫は働けるようになるのか、経済的な不安が常に私の頭の中をぐるぐるしていた。

夫が仕事、家事が出来ない状態なのは知ってはいるが、私は仕事、家事をしてさらに経済的な不安が常に精神的に圧迫していたので、心身に限界がきていた。そして子供がイヤイヤ期真っ盛りだったのも、さらに負担になっていた。

「ママ、かくれんぼしよー」
「いいよ」

お風呂に入っているときに、子供にかくれんぼに誘われた。正直、仕事で疲れているし、やりたい気分ではなかったがやることにした。

つづく
夫のうつ闘病記12

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