果てない思春期と艶かしい声
昨日は仕事が休みで、念願のマッサージへ
「全身マッサージ+ヘッドスパ」は快感♡
マッサージをしてもらうと気持ちが良いので
いつもならウトウトするところなのだが
私が行くマッサージ店は個室だが
天井は20〜30センチほどの空間があり
空調が共有になってたり
ある程度の施術者へのセクハラ防犯にも
なっている感じ
個室に入ると一瞬、ギョッとした
「うう〜ん…はぁ」 「あっ、そう、そ…」
「ああ…ん…」と隣の部屋からオッサンの声
アノ声とコノ声の違いを説明して欲しい
私は自他が認める笑い上戸
箸だろうがスプーンだろうが転がれば笑う
きっと何かの大きな事件を起こし
私が加害者になったら
そのときのインタビューは
「あ、あの笑い上戸のね」と言われると予想
…オッサンの声に反応しない訳がない
奥歯を噛み締め、唇を固く結ぶ
「笑っちゃいけない」
マッサージを受けている間も隣では
オッサンの艶かしい声は響く
「頼む、まじで止めてくれ」笑いを堪えるのに
唇を巻き込み、前歯で噛む
腹筋がクックっと脈打つように動く
「…オッサン、早よ終わってくれ」と思ったとき
「はあ〜ん♡ ヨカッタよ」
魔女の一撃ならぬ
オッサンの一撃
結末は言わずもがな