PTSD再発の経過


田舎なので次のバスまで30分ある。気持ちを落ち着かせるために買った。

自殺未遂、PTSD再発から2回目の診察だった。
幸いにも量はご調整いただきながら、先週仕事に復帰したし、疲れやすいので体調と相談しながら日常生活も送れてはいる。
次の受診は3週間後と普通のスパンに戻った。

ただ、克服したはずのPTSDが収まるのはいつになるのさわからないという。
私は今回の件を通じて、男性の多くは良識があり、私をひとりのライターとして、ひとりの人間として大切にしてくださる方が多いと気づいたのだ。
だから、その方たちを心配させないようにしたい、早く仕事でご恩を返したい。

なのに、私は日常生活を送るのが難しい。
今は男性というだけで、その方の性別で差別はしていけないと分かっている。
悪いのは加害者たちだ。
なのに彼以外の男性が怖い。

日にちがたって、SNSや私が辛いと思う出来事から離れて今、私が悩んでいるのは加害者たちへの強い怒りだ。
あんなに不当な扱いをされ、私はPTSDに苦しんでいるのに彼らは女性を陵辱するゲームをつくっている。
生身の女性に加害をしておきながら、自分たちは被害者というテイでのうのうと生きている。
私の苦しみなど知らないで、日常生活を送っている加害者がにくい。
私はもう何もする気はない。
忘れたい。
でも、許せないし、強い怒りを感じる。
ぶつける手段がないのだからなおさらだ。

先生は、事件と距離を置いて冷静になったことで現れた…当然の感情だといった。
ただ、この感情や身体的な反応はいつ改善するのかはわからない。
先生は私に安全な場所を見つけてほしいといった。
私はそこがどこかわからない。
今は理解できない。

先生に話を聞いてもらっても怒りと悔しさは拭えなかった。
だから、その感情をアルコールで流そうと近くのスーパーへ行った。

レジの女性がやさしかった。
細かい気遣いの言葉をひとつひとつかけていただいて泣きそうになってしまった。
そうだよね、たぶん娘さんがいたら私と同い年くらいなのかもしれない。
そんな女性が辛そうな顔をして、昼間からアルコールだけをレジに持ってきたら心配するよね。

でも、この辛さを誤魔化す手段がアルコール以外に思いつきませんでした。
ごめんなさい。

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