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〔子どもは、なにもしなくても主体的に育つ!?  ~オンラインサロンカトレア 2024年9月の事例検討会〕

コミュニケーション協会オンラインサロンカトレア

2024年8月のテーマは、

「社会的支援の必要なご家庭を支えるために」

~というテーマで進めていきました。

社会的支援…というと、

・経済的に厳しい環境

・虐待やネグレクトの疑いのあるご家庭

・一人親家庭や共働きフルタイムで頼れる方がおらず、

 追い詰められているご家庭

・外国籍や多文化背景を持つご家庭

・発達障害や特別教育支援を必要とするお子さんがいるご家庭

~などが思い起こされますが…。

それぞれが現場で出会ってきたケースや事例を挙げながら、

どのような難しさがあったのか?

どのような関わりができるのか?

…などなど話を進めていきました。

中でも印象的だったのが、

・子どもは、何もしなくても主体的に育つ!?

 ~しつけや指導と、主体性との関連性がわからなくなっているご家庭も…。

 園で行っている善悪の区別についての声かけやルールの共有など

 子どもの成長のためのかかわりを

 親御さんと共有する必要があるのではないか。

・子育て支援の取り組みが進んだことにより、

 子育てをメリットデメリットや損得で捉え、

 お金はないわけではなさそうなのですが、

 お支払いを避けるご家庭・その時その時のお得な待遇に

 乗り換えるような姿勢、・子どもと向き合うのがめんどくさそうなご家庭も…。

~子育て支援の本来のあり方とは一体何なのか?

長い目で見たときに、本当に大切なことは

親御さんの子育て力を高めていく支援としての接点であり、

子どもを通して社会とのつながりや支援への理解を深めていく機会なのではないか。

それがなかなか得られずに今に至っているのではないか…

「分かってるはずなのに…」

~というのは、保育者だからこそ見えていることであり、

当たり前の“前提”と思っている仕組みや

大切にしていることなどを言葉にし、共有していくことが

長い目で見た親御さんの成長支援にもつながるのではないか…

~といったお話も。

いろいろな事例を通して、あらためて

私たちにできる事は何かを考えるひとときとなりました。