梅はその日の難逃れ。
「梅はその日の難逃れ」という、
ことわざはご存じでしょうか。
「梅はその日の難逃れ」ともいわれるように、
梅は昔から家庭の常備薬として日本人に親しまれてきました。
梅の歴史は古く、日本に伝わったのは奈良時代までさかのぼります。
梅はもともとは漢方薬。
当時は、烏梅(うばい)という漢方薬の一つとして利用され、
貴族や僧侶の間で食べられていたようです。
戦国時代においては、兵士の兵糧食にもなり、
梅のクエン酸による疲労回復や食あたり予防のために食されていました。
お弁当箱に梅干しを入れるのと同じですね。
江戸時代に入ると、貴族や兵士だけでなく庶民にも
広く食されるようになったそうです。
私も毎日食べている梅エキスの原型が
出来たのは江戸時代後期といわれており、
当時は果汁を煮詰めるのではなく、天日干しと練りを
繰り返して梅エキスを作っていたようです。
収穫後の梅は傷み安いので、
梅エキスや梅干しなど保存性を高めた食品が重宝されました。
梅ってすごい。
そう思いながら、今日も梅エキスを飲みます。
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