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【ICT】×【お金】×【授業】

授業内容

目的 → お金に関する知識を深める

私が進行として前に立ち、学年の先生方に全面的にサポートしていただきました。
全8クラス(1クラス40人)対象。
体育館で行いました。持ち物はスマホのみ。
この授業を実施したのは冬でしたが、準備段階の授業として夏休み前にも「お金の授業」を行いました。

参考文献
[1]ジョージ・S・クレイソン(原作)坂野旭(漫画).『漫画 バビロン大富豪の教え』.文響社
[2]ロバート・キヨサキ.シャロン・レクター.『金持ち父さん 貧乏父さん』.筑摩書房
[3]両@リベ大学長.『お金の大学』.朝日新聞出版
[4]アンドリュー・O・スミス.『お金の教科書』.SBクリエイティブ

夏に行った授業では『バビロン大富豪の教え』と『お金の大学』を中心に参考にし、高校生から知っておくべき知識を扱いました。家庭科の新課程と重複する部分もありますが、教科横断で金融教育を行っていきましょう。
この記事では、授業でICTを活用した部分のみ抜粋して紹介します。

授業展開(ICT抜粋)

基本的にPowerPointの画面をステージ上の大スクリーンに投影して進行。
授業の冒頭に扱うQRを添付したプリントを配布しました。

展開①:123名の「ある意見」に対する発問

スクリーンにも映っていますが、
手元のプリントからでも読み込めるようにしました。

私と関わりのある卒業生に協力してもらい、事前にFormsでアンケートを実施しました。対象は高校1年生~社会人。百名以上のご協力に感謝します!
上記でまとめた回答は、
「お金に関して悩んでいること・知りたいことがあれば教えてください。」
という質問に対するものです。回答はgoogleドキュメント(たまたま別窓で開いてたので)でまとめ、閲覧のみ可能な状態に設定し、QR化して活用。

wordでも編集不可で閲覧のみ可能の設定はできるようです。
どんな質問に対する意見なのかをMentimeterで回答させる。

体育館の真ん中あたりからでも、
ステージ上のスクリーンのQRが読み込めました。

授業者PC(教員)では回答結果が表示されるブラウザを用意し、スクリーンに投影する。

回答数が100を超えると見にくくなってしまいます

授業を展開し、卒業生のアンケートでの「お金に関する悩み・知りたいこと」から、年金の話を扱いました。
TeamsにFormsの簡易アンケートを作成し、リンクをQR化、スクリーンに投影する。

赤い枠は最初は表示されていません。
生徒のスマホの画面です
回答状況はチームの画面でリアルタイムで確認ができます。

年金の話を少々して、更に展開していきます

配付したプリントとステージ上スクリーンで同様のQRを扱いました
読み込んだスマホの画面です。
みんな真面目でいい子なので、
多くの生徒が回答してくれました

QRを添付したプリントを配付しましたが、念のためステージ上のスクリーンだけでも参加できるように授業を準備しました。
授業展開が突飛で違和感を感じる部分があるかもしれませんが、ICT関連のみを抜粋しているので、あしからず。
授業の最後に、まとめとして演習を行いました。生徒の回答はPowerAutomateで自動的にTeamsに投稿されるようにしました。

ICT活用に慣れるための演習でもある
QRを読み込んだ生徒の画面
Teams内の画面。自動でポンポン投稿されました。

振り返り

前提として、生徒の協力姿勢があっての授業だったので、まずは生徒に感謝を。そして助けてくれた学年の先生方も、本当にありがとうございました!!

生徒がQRコードやFormsのアンケートに慣れるように、普段の授業から活用して仕込みました。
事前の仕込みがどれだけ大切なことか…

一度の授業にICTをここまで組み込んだのは、私の教員史上初めてです。
自分でも評価できるところは「授業時間を過不足なく終えた」という点です。学生の頃から授業が伸びるのが大嫌いで「いつも時間守れって言ってるくせに自分が守ってないじゃん」とか思ってました。教員生活が10年以上経つ今でも、時間だけは厳守しています。

課題としては、学校のネット環境が困難なことです。授業を行った体育館の中には校内無線LANは届かず、何mも先からLANケーブルをひいてネットへと接続しました。
機器だけではなく、環境も何とかなりませんでしょうか…やる気があってもできることに限りがあります…
という弱音もありますが、
やろうと思うかどうかなので、
これからもチャレンジし続けます。

+1

〇生徒主体のICT活用を継続する
〇授業でICTを活用した生徒主体のまとめを行う
〇私だけでの授業ではなく、同僚と協同してICTを活用した授業展開を実践する

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