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派遣とフリーランスのメリット・デメリットを徹底比較②

派遣社員という働き方について、①でご紹介した、私が体感しているメリットについて、ひとつひとつお伝えします。

時給が比較的高めに設定されているので、「コスパ」がいい

時給制の仕事にはほかにも「アルバイト」や「パート」がありますが、看護師や薬剤師のような、一部の要資格系のパートなどを除けば、やはり、時給はそこまで高くはないのではないでしょうか。

すでに一定のスキルやキャリアを備えていて、即戦力になれる人であれば、「限られた時間で効率よく、ほどほど稼げる」ところは、派遣の仕事のよさのひとつといえそうです。

なんだかんだ「雇用」の仕事なのでセーフティネットがある

ニュースやネット記事などでは「派遣切り」などとセンセーショナルに報じられることがありますよね。雇用が不安定な部分はもちろんあるとしても、実際、そこまで突如仕事を失うケースはかなり少ないです。

なぜなら、非正規雇用者も、労働者としてきちんと法律で守られているから。労働基準法が適用されないフリーランス(業務委託)と比較すると、ものすごーく守られています。

たとえば、派遣先企業から「派遣契約が今月で切れるから、来月からはもう契約更新しないよ」などと言われてしまうようなことは、そうそう簡単にはできませんし、起こりません。(むしろそれをやると、企業側のデメリットのほうが大きいです。)

フルリモート、一部リモートなどフレキシブルな働き方も可能

2020年からのおうち時間の推奨、働き方改革、多様なワークスタイルといった時代の流れもあって、在宅勤務、一部在宅OKの案件は、正社員以外にも適用されるようになってきています。

派遣社員の場合は「交通費なし」の案件もあるため、その場合は在宅勤務、または出社の頻度が少ない仕事を選んだほうが、金銭的にもメリットがありますよね。

昨年春ごろにリモート体制が世の中でスタートしたとき、「正社員は在宅勤務なのに、派遣社員だけ出社を強制される」などの声が報じられたこともありました。ですが、いまはそういったことも減り、状況は整って来ている気がします。

(むしろ、リモートがある程度定着した現在もそういった扱いをする派遣先ならば、個人的には早めに見切りをつけたほうが良いような気もします。)

勤務日や時間の自由度が高く、制約がある人にとってはかなり助かる

派遣社員の場合、基本的には雇用契約の時点で勤務日や勤務時間を決めますが、正社員のように「月−金で9時−18時」みたいに、そこまで厳密でないことも多いです。

これは派遣先のスタンスによるかもしれませんが、必ず毎回決められた曜日や時間にしなくても、相談すればけっこう融通を効かせてもらえることが多いです。

小売業や飲食などのアルバイト・パートにありがちな「一方的にシフト(勤務日)を減らされる」などもほぼありません。直接雇用ではないので、仮に派遣先が勝手にそういったことをし始めた場合、派遣会社に相談できます。

子育て、ダブルワーク、持病の治療、資格の勉強などで「フルではひとつの仕事にコミットしずらい」という人には、好都合な面が多いでしょう。

残業や休日出勤、持ち帰り仕事はまずないため、仕事以外の時間を確保しやすい

正社員の場合、残業代や割増賃金がきっちり出ればまだよいですが、みなし残業やサービス残業だったり、「スキルやキャリアのため(という名目)」で、所定の労働時間以外にも働かざるを得ない側面は、まだ多少なりともありますよね。

派遣社員の場合、残業などを依頼するとかえって高くなってしまうことがあるため、派遣先企業からお願いされることはほぼないと考えてよさそうです。(あるとしても、繁忙期などごく限られた期間だけかもしれません。)

ひんぱんに業務時間外の仕事が発生する職場なら、むしろコストをかけて雇用している正社員にやってもらったほうが、会社としてもよい。基本的に「決められた時間だけ働く」は、派遣社員の場合はほぼ100%可能です。

「急な残業で帰れなくなり、仕事の後に入れていた予定を延期することになってしまった」などということは、派遣社員の場合は起こりません。仕事以外の時間を必ず確保したい人は、問題なく実現できるはずです。

③に続きます!

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