女性の社会科教員として。。。

「女性が社会科の教員?」

これまで、色んな人からこう言われてきました。
幸いにも、私の身近な人たちは皆応援してくれましたが、こんなことを言う人に何度も会い、何度も苦しめられました。

私は小学5年生から社会科という科目を学んでくる中で、女性の先生にも男性の先生にも教わりました。しかし、女性の社会科の教員はまだ少ないのが事実です。

今、性別の優劣の有無や職業選択の機会均等が議論され、社会的にも変革の時代を迎えています。なのに、こんなに身近に性別で疑問を持たれてしまうことがあるのかと、ショックでした。

女性は地図を読むのが苦手だ、とか。
女性は歴史をファンタジーとして捉える、とか。
女性は社会科を教えるのに必要なロジカルな思考を持たない、とか。
女性は男性中心で作られてきた歴史を教えられるのか、とか。

本当にこんな考えの人がいるのか、と驚くような言葉をかけられました。

ある共学校の試験を受けた時、社会科教員は女性をとっていない、という理由で落とされました。建前の理由かもしれないけれど、内情は知らないけれど、かなりショッキングな出来事でした。

私は多くの人に支えてもらえましたし、理解ある学校が多いことも知っています。現に私は社会科の教員として教壇に立てています。本当に感謝しかありません。

この状況を、社会を変えるには、社会科教員として何ができるのか。考える必要があると思っています。
こんな経験をしている方は、他にもいるかもしれません。私の経験はごくごく一部なのかもしれません。

社会をよりよくするために、教育は欠かせないもの、と私は考えています。

経験を経て、私には何ができるのか、常に自分ごととして物事を考えていきたいと思います。

いいなと思ったら応援しよう!