「概念・アメリカのお弁当生活」を始めてみることにした
外ヘ働きに出ている人にとって、「お昼ごはんをどうするか」は重要な問題だと私は思う。
お弁当を作って持って行くのか、コンビニなどで買ってきたものを食べるのか、外食するのか、それとも社員食堂を利用するのか。
私はどれも一通り経験した。それぞれ良いところもあるし、不便なところもあった。そしてここ数年はもっぱら、昼休憩中に近くのコンビニで買ってきたものを食べるというスタイルだ。
なぜなら、朝の出勤時間が早めなこと、主要コンビニ3社が職場のすぐ近くに揃っていること、近くの外食できるお店はランチタイムが激混みなことから自然とそうなった。
ひと昔前はコンビニ弁当というと、大盛りご飯に揚物ばかりのおかずという不健康そうなイメージだったが、今は全然そんなことない。ロカボメニューも多く、カップに入った野菜メインのおかずの種類も豊富だ。そしておいしい。実際私は「おにぎり、カップのおかず、インスタントの汁物」という組み合わせでお昼ごはんを済ますことが多かった。
しかしここ最近になって、「基本的にはお弁当持参で、状況によってフレキシブルにコンビニで買う」というスタイルにシフトしようと思ったのだ。
きっかけは最近ハマっているYouTuber、Kevin's English Room の動画だ。
Kevin's English Roomはアメリカ生まれで英語のネイティブスピーカーのケビンさん、企画担当のかけちゃんさん、多言語を話せるやまちゃんさんの3人組YouTuberだ。
動画のトピックスは日本とアメリカの文化の違いやネイティブ目線での英語の解説など勉強になるものばかりだ。しかし堅苦しさは全く無くて3人の掛け合いがとにかく面白い。
そのKERの動画の中で、「日本とアメリカ お母さんの作るお弁当の違い」というショート動画があるのだが、そのアメリカのお弁当が私の中でのお弁当作りのハードルをぐんと下げた。
アメリカのお弁当は潔いくらいシンプルだ。アメリカは合理主義だとよく聞くけれど、合理主義を具現化したようなアメリカのお弁当は個人的にとても好感が持てた。
今までお弁当を作って持参していた時期もあったが、こまごまとおかずを作って詰めることがどうにも性に合わなくて、結局ほとんど続かなかった。
お花見などの特別な行事の日には、彩り豊かなおかずが何種類も入ったお弁当もいいと思う。しかし、毎日のお弁当は作ることが負担にならないシンプルなものでいいじゃないかと私は思う。栄養バランスは1日もしくは最悪1週間のうちで帳尻を合わせればよいのだ。以前、管理栄養士の方がそう言っていたのでここぞとばかりに引用させてもらおうと思う。
お弁当作りに限らず、料理や家事や育児には「こうせねば」といった不文律みたいなものが多くて、息苦しいなと思うことがしょっちゅうだ。ひとりひとり顔立ちや性格が異なるように、個人や家庭の数だけ正解があってもよいはずなのに。
私の尊敬する料理研究家の土井善晴さんも先日、とても素晴らしいことをおっしゃっていた。あまりにもタイムリーだったのでシェアしたいと思う。
というわけで、私のお弁当はアメリカのお弁当のようなシンプルなスタイルでいこうと決めた。名付けて「概念・アメリカのお弁当生活」だ。
「概念・アメリカのお弁当生活」の基本的なルールは「お弁当作りに関する一切のストレスを排除する」だ。具体的にこんな感じで自分なりのルールを作った。
このルールに則って、現在「概念・アメリカのお弁当生活」は5日目に突入した。結果、ストレスフリーの上に満足度も高い。
ちなみにサムネイル画像の「映え」とは程遠いお弁当は「概念・アメリカのお弁当生活」初日の私のお弁当だ。メニューは食パンにブルーベリージャムを挟んだものとにんじんサラダだ。にんじんサラダはスーパーで買ったカットされてあるにんじんサラダをそのまま詰めた。初日なので若干アメリカのお弁当を意識している。
ちなみににんじんサラダを入れている容器はジップロックだ。このジップロック容器もアメリカではお弁当箱としておなじみらしい。軽い、丈夫、中身が漏れない、洗いやすい。とても合理的で気に入っている。
今のところ、順調に続けていけそうだ。もし、「概念・アメリカのお弁当生活」にオススメのメニューがあればコメント欄にオススメメニューを教えていただけると嬉しいです。