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台湾東部の街・花蓮について

先日行った台湾旅では、花蓮という東部の街を訪れたのだが、電車をミスしたり、雨の日の楽しみ方が今ひとつわからなかったりして、せっかく行ったのだし、書いておこうと思う。

マイナーな街で日本人はほとんど見かけなかったのだけど(欧米の人は割といた)今後行きたい人もいるかもしれないし。

花蓮について

花蓮は日本語読みでは、かれんだけど、台湾の言葉では「フワリェン」と読む。
台湾東部に位置し、確か東部では最大の街。

黄色で囲ってあるところ。黄色丸のところが花蓮駅

2024年初めに地震が起きたが、駅を降りて花蓮の街はそんなに問題なかった。というか、地震があったことすら、わからないくらいだった。

花蓮の駅を出た辺り。エスカレーターの上から

ただし、たまたま私が行った日は揺れた。1日目の夕方と2日目の朝の2度も。結構揺れたけど、部屋を破壊するほどではなく、こちらも問題なかった。

花蓮に行ったきっかけは、ひとりっPさんのブログ記事からだった。

七星潭という美しい海があるという。

空港から台北ではなく、ローカルへ行く電車に乗って向かうというのもなんだか素敵だなと思った。
詳しくはこちらを見ていただけると嬉しい。
ひとりっぷ to GO! 君よ知るや南の国 台湾ローカル編 ひとりっぷ to GO! (集英社女性誌eBOOKS)

ただ、この花蓮、あまりガイドブックやブログ記事などでは取り上げておらず、空港からの行き方もひとりっPさんのブログでもそんなにわかりやすくなかった…。
ため、行き方を失敗した私が書いておきたい。

桃園空港から花蓮への行き方

台湾への着地はほとんど人が桃園空港になると思う。

行き方は次の通りでした。
桃園空港からMRTで高鉄桃園駅へ→高鉄桃園駅から台北駅へ
高鉄台北駅に着いたら、台北車帖に行き、台湾鉄道の自販機でチケットを買えばOK

MRTに乗るための悠々カードは、乗る直前にカウンターで買えばいい。コンビニなどには売ってなく、MRTの駅に行けば何とかなった。

なぜかアニメ柄のカードが渡された
MRT高鉄桃園駅。ここを出て案内看板に従って下の高鉄の駅へ
台湾高速鉄道。台湾鉄道の違いをわかっておらず、台湾鉄道桃園駅もあり、ここから車で30分以上の場所だった

高鉄桃園駅から台北までは割とすぐ。高鉄はなかなか座れないからと、ネットで買っておいた方がいいかな?と思ったが、大丈夫。
自由席でみんな立ち乗りしてるし、気にならない程度の時間だろう。

高鉄台北駅に着いたら、台湾鉄道に乗り換える。
高鉄→台湾鉄道へは案内を見て歩いていれば、まぁ大丈夫。難しくなく、たどり着けるだろう。
そして、今回の私の失敗…
高鉄のチケットはネットで買っても台湾鉄道のチケットは現地で買え。
旅をしていれば、異国では間違うことも多いのだから時間通りに行けるなんて難しい。
そして、台湾鉄道は高鉄と違って全然座れる!のだ。

台湾鉄道の台北駅構内。花蓮方面は4番
事前にネットで買っていた時間には乗れず、次の時間帯に乗ることに。

台湾鉄道のチケットはネットで買えるのだが、事前に買う必要は一切ない。ネットで買っておくと、カウンターに並んで出してもらう必要があり、これがかなり人が多く!待たないといけない、そして電車に乗れない可能性もある。
ちなみに予約購入しておくと、カウンターでパスポートを見せないといけないし、確か25分前に発行してもらわないといけない…

それなら現地の自販機で買った方が早くて正確。クレカもいけるし、日本語翻訳もある。

まぁ何やかんやあっても、日本語翻訳あってさぼと難しくないのが、台湾旅行の良いところ。

そして、無事乗れちゃうし、人も混んでない。だから席を指定しない方が良き!

駅の人に言われた通り電車に乗ったんだけど、電光掲示板に花蓮の文字が出てこなくて焦った

花蓮へは高速鉄道に乗れば台北から2時間半〜3時間くらいでスッと行ける。
私は乗り継ぎしたため、南墺ナンアオ終着で30分待ち、花蓮に着いたのは3時間半ほどかかった。
でも、ナンアオの駅前の屋台、何気に今回の台湾旅行でいちばんくらいにおいしかったのだから、ローカルをゆっくり乗り継いで、何でもない駅で立ち止まるのも良いかもね。

南墺駅にて
駅を出て駅前にあった屋台で買った串焼き。安かったのにマジでうまかった!

まぁ、電車ミスしちゃったからこそ、それでローカルの楽しみ覚えちゃって、帰りの花蓮→台北も途中の宜蘭で降りちゃって、また余分にお金払うことになっちゃったのだけどね。

タロコ号で行っちゃえばすぐ。
ただし、車内はクーラーが効きすぎているので寒い🥶


ちなみに、高鉄桃園駅からではなく、台湾鉄道桃園から花蓮ももちろん行ける。ただ、台北乗り換えの方が早くて利便性が高そう。

空港から台湾の高速鉄道(新幹線)に乗る場合、つまり台南や高雄に行く場合にはわかりやすい。
しかし、花蓮への行き方は地球の歩き方をはじめとするガイドブックなどには明確に書かれてはいない。

でも、結構簡単だった(なのに、間違えた)。

花蓮の楽しみ方

花蓮は割とローカルな街かなと思っていたが、意外にそれなりに大きい街ではあった。

駅の前にある植物の散策路

駅の中にはいくつかお店もあるし、駅周辺はこうしたモニュメントのようなものがある。ロータリーもあって、駅まわりはしばらく歩かないとお店や宿はない。

花蓮は実は台湾の人たちが遊びに行く観光地らしい。おそらく、特急電車の名前にもあったタロコで、自然豊かな太魯閣峡谷に行く人が多いのかな。

あと、駅に着いて少しびっくりしたのが、サイクルトレインで乗っていた人が自転車を運んでいたことだ。10キロ程度のロードバイクを階段を昇る際、やすやすと持って上がっていた。台湾ではサイクルトレインというチケットがあって、輪行袋に入れる必要がない。
おそらく、駅を出た後、あの男性は自転車に乗って花蓮を回るのだろう。

私は運良く宿の人から自転車を借りることができたのだが、これがなかなかに楽しい。花蓮は自転車で回りやすく、ほどよい。
自転車で七星潭へもいけるし、花蓮にもあった文創地区にも、カフェ巡りにも、夜市に行くのにも良い。タクシーでも、バスでも、徒歩でもなく、自転車というのがちょうど良い距離感になっている。

元々、台湾行きを決めたときからなんとなく自転車で行けば楽しいだろうと思っていたから、GIANTのレンタサイクルの近くに宿を決めた。結局のところ、いろいろ合わなくて利用しなかったのだが、このレンタサイクルは花蓮の駅前にあるし、使えるならとても良い。

ただ、花蓮の楽しみ方について言えば、地味なものだと思う。
私の少ない体験談になってしまうけど、これと言っておいしい!というお店も結局見つからず、夜市もなんとなくムードだけで、台北のように行列ができるほどおいしくて人気のお店もあるわけではない。もう、どれでもええぃ!ってなもんで入ってみても、うん?という感じも少なくなかった。そして、意外にも安くないし、台北の夜市のように程よいコンパクトサイズでもない。
結構、お腹いっぱいになってしまうし、食べ足りないような感じもする。花蓮の食事では台湾の食事に期待していたばかりにこれ、という記憶が持てない。

実は花蓮には、これ、という見どころがあるわけでもない。七星潭を目指して花蓮に来たわけだけど、1日目はあいにくの雨で、七星潭に行くのを途中であきらめて、ガイドブックに載っていたような場所に行ってみることにした。

松園別館と花蓮文化創業区。

松園別館は、見どころやポイントがよく分からず、単に古い建物があるだけにしか見えなかった。

旧日本軍の跡地らしく、防空壕のようなものもあるらしいのだが、雨で地面が濡れているのもあって、それ以上に何かを見たいという気持ちになれなかった。

文化創業区は、台北やその他の都市にもある古い建物群をリノベーションして生かしたもの。

ただし、こちらもよくわからなかった。
芸術作品の展示やカフェなどがあった。
カフェはそれなりに素敵だったが、パッと見たときむちゃくちゃ入りたい!とは思わなかった。でも雨が降っているし、雨宿りでお茶を飲んだ。

こちらも安いというわけではない。むしろ円安のせいか、日本よりもカフェの代金は高い方かもしれない。

ただ、お茶を頼んだらやっぱりおいしかった。
花蓮で何度か見たのは、カフェでパソコン広げて作業する人たち。
台湾ももしかしたらノマドワーカーが世界各地から来ているのかもしれない。
台北よりも落ち着いているし、デスクワークしやすいのかも。

なんかまとめきれなかった。次はまとめて書こうと思う。

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