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なりたい背中|30代デザイナーのキャリアについて

おはようございます。
今週で1月ももう終わりですね。(はっっや!モビットかいな!)

育休中に自分のキャリアを見つめ直す方はたくさんいらっしゃるかと思います。私もその一人です。

今日はこれからのキャリアについて、今思うことをありのままに書いていこうと思います。(産後で物理的に大きくなってしまった背中もなんとかしたいがそれはまた別の機会へ…)


幸せな笑顔と静かな焦り

私はフリーランスデザイナーを副業に、本業では飲食事業会社のインハウスデザイナーとして働いています。(副業OKの会社)昨年、初めての子供を出産し、今は育休中です。

365日仕事か二郎系🍜のことを考えている日々から一転して、毎日赤ん坊の笑顔に癒される生活。穏やかで愛に満ちた日々のはずでした。しかし、その裏で、私の心にはどうしようもない焦りと不安が芽生え始めていました。なぜこんなにも胸がざわつくのか、その理由が最初は分かりませんでした。

デザインが好きで、その喜びと誇りは、私のアイデンティティの一部だったと思います。育休中、仕事から離れることは想像以上に歯痒いものでした。大好きなデザインから距離を置き、社会から取り残されているような感覚に苛まれる日々。慣れない育児の中少し時間を見つけてはPCを触ろうとして失敗。こんなにも愛おしい存在が目の前にいるのに、私の心はどこか別のところを漂っているようで、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。


チームの解散

ある日、同僚からの知らせが私の元に届きました。
私が所属していたデザインチームが、経営方針の変更で解散することになったのです。育休に入る前から薄々覚悟はしていました。

この会社は正直に言えば、人の能力を搾取するようなところがあります。それでも私はデザインすることが大好きで、そして安定したお賃金があればいいや!って搾取されていると分かっていながらもその場所に居続けました。

"このまま会社に戻るべきなのか、それとも独立すべきなのか。"

私は自分自身に問い続けました。独立したい気持ちは大いにありました。夢もあります。でも、そこに踏み出せない理由も山のようにありました。子供の保育園の問題、夢のマイホーム、安定した収入の不安、そして何より自信と勇気が足りなかったのです。


子供の幸せとは

"このまま、ただ会社のためにデザインを作り、搾取されながら給料をもらって生きていく。それでいいのか。子供に誇れる背中を見せられるのか。"

その考えが頭をよぎるたび、胸の奥が締め付けられるような思いがしました。私は、子供にどんな背中を見せたいのだろう?言葉ではなく、行動で何を伝えられるのだろう?この先、子供が成長し、私の姿を振り返ったとき、「あの頃のお母さん、輝いてたな」と思ってもらえるだろうか。「二郎ばっか食ってたな」って思われないだろうか。

子供の笑顔を見ながら、私は思いました。
"子供が幸せになるためには、どんな環境が必要だろう?"

その答えは、自分自身にありました。子供が幸せになるためには、私自身が幸せでいること。私が自分の人生を殺さず、夢に向かって進む姿を見せること。それが、子供の環境を良くする一番の方法ではないかと思ったのです。


noteの更新

この気持ちを忘れないよう、言葉を整理して書き留めておくために、noteのアカウントを作成しました。プロフィール欄に、少し迷ってからこう書きました。

"息子にかっこいい背中を見せられるように"

その瞬間、胸に灯がともるような感覚がありました。私は新しいスタート地点に立ったのだと感じました。(大袈裟)

会社員としての道を選ぶのか、独立するのか、その答えはまだ出ていません。でも、どちらを選んでも後悔しないように、自分の人生に真摯に向き合う覚悟ができました。


なりたい背中

子供にとってのロールモデル
――それは大きなことを成し遂げる必要はないと思います。
ただ、自分の足で人生を歩み続ける母親の背中を見せること。それが私の目指す姿です。

"お母さんは、夢を諦めなかったんだよ。"

いつかそう言える日が来るように、私は今、一歩ずつ進み始めます。
子供のために、そして私自身のために。

夢に向かって進むのは、これからです。


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