「電話の切り方」 ビジネスマンの知恵をご紹介_20170212共同通信杯
先週Newsweekによると、2月2日、オーストラリアのマルコム・ターンブル首相がアメリカのドナルド・トランプ大統領との電話会談でオバマ前政権と約束した難民受け入れの話を持ち出し、「最悪だ」と怒られた上、途中で電話を切られたという。
親と子どもじゃあるまいし、「怒られる」っていう表現はどうなんだろう?
かりにも他国のトップ同士、対等だと思うのだが・・・。
まあこれで、トランプ大統領のターゲットがまたひとり増えたわけだ。
が、ここで私が気になったのは「途中で電話を切られた」という点。
「ガチャン!」
という音しかイメージできない。
実際、トランプ大統領が話の途中で受話器を「ガチャン!」と置いたのか?放り投げたのか?はわからない。もしそうだとしたら、その爆音に思わず受話器から耳を遠ざけるオーストラリアの首相の姿が思い浮かぶ。
ここで携帯電話、iPhoneでのやりとりで育ってきた若い方たちは固定電話でのこの「ガチャン!」を経験したことがないかもしれない。
そういう若い方たちでもオフィスの固定電話を使用することがあると思うので、この「ガチャン!」という失礼を起こさないためにも、営業を経験してきた私のビジネスマンとしての知恵をご紹介しよう。
お役にたてれば幸いです。
以前、勤務先のある先輩営業マンは、電話での会話が終わるたびに受話器を置く寸前にそれを放り投げて(落として)いた。そのたびにオフィスには「ガチャン!」という大きな音が響き渡っていた。
とくに電話の相手に怒りを覚えたのでもなく、ましてやこちらは営業の身。丁寧に受け答えしても最後はいつもこの「ガチャン!」で終わるのがこの先輩。
きっと癖なのだろうが、電話の向こうのお客様はどのような思いでいるのだろう?と余計なことを思いめぐらせていた。
ちなみにこの先輩は短気で感情的になりやすく、とても「がさつ」な人でした。
まるでどこかの大統・・・。
また、別の会社のある先輩営業マンは、話が終わってもなかなか受話器を置かない。
これは電話相手が電話を切るまでは、絶対こちらから先に切らないというビジネスマンのマナーを実行しているのだろうと思ったが、その後、本人もそう言っていた。
後日、またこの話題になった時、なぜそのマナーを実行しているのか尋ねてみたところ、やはり「ガチャン!」という音は相手に対して失礼だから、と言っていた。
私はとても良いマナーだと思うが、この場合、不都合なことが起こる。
相手が同じマナーを実行していたら、お互いに電話を切れないのだ。
「そうなんだよ、このマナーの悪いところはそこなんだよ」と先輩。
相手と引くに引けない状態になることがしばしばあるのだ。
すると、先輩が私になにか妙案がないかと聞いてきたので、私の電話の切り方を披露した。
その結果「なるほど、それって、すばらしいね!」と驚いていたのを思い出す。
「これからは俺もそれを使わせてもらうわ」と言って、飲み代もおごってもらった。
その方法は以下の通りだ。
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