2021年春夏シーズンの「地球と人の時間(社会科)」のふりかえり(後編)
各回の授業概要
ゲーム類は、以下の書籍を参考にした。
春夏シーズンの授業をあらためて眺めてみて、自分のふりかえり
「どのような人々によって歴史は作られてきたのか?」という問いに迫る授業をしたかったのだけれども、そうはなっていなかったのでは・・・。前半は課題を渡して、次週持ってきてね、としていたが提出率が悪い。問いを探究していくには時間がない→その問題解決方法としては、「課題を出すことだ。」と、安易な方法に行きがち・・・。子どもたちは徐々に慣れてきた感じがあった。その授業時間内で、何か取り組んで提出するという流れには子どもたちは慣れてきた。同じようなリズムやサイクルで時間が流れることで、子どもたちは、そのリズムやサイクルのなかでよりよく改善していやすくなりそう。
週1の授業時間だけれども、「インプット」と「アウトプット」のバランスをもう少し変更したい。「アウトプット」を、充実させたい。9割型「インプット」にした。新しい問いが生まれた、と言う子もいた。ただ、「問い」から先が続かないなと感じだった。「問い」をどういうサイクルで回していって、問いを深めたり、次の問いに進んでいくのかを、この時間以外でもつながっていって経験することの積み重ねをもっと教師側が意識をする。
探究のサイクルをテーマプロジェクトの時間以外でも、さまざまな場面で自分たちで使えるように育っていくといいなぁ、という思いがある。そのために、何ができるか?何を準備すればいいのか?
子どもたちのふりかえりを読んでいて思う、次へのチャレンジ
「何かつくりながら学びたい」と書いている子が一定数いた。図工と社会科の学びをクロスさせるような単元設計。
「一人で調べたり、考えたりする時間もほしい」という子も一定数いた。授業の時間内に問いが出てきた時点で、すぐにライブラリーに行けるような、そういう柔軟な授業設計。子どもたちのノートを見ていると、いろんな面白い疑問や問いがでてきているのに、もったいないんだよなぁ。
単元の全体を、前半インプット、後半アウトプットにできないか。何を目的にするのか、そこの焦点化をしないと、あれもこれもになって盛りだくさんになるんだよね。週1時間ということで、これもやりたい、あれもやりたいで盛りだくさんになって、子どもたちは混乱してしまったかもしれない。
僕が、つくりたい場というのは、情報の受け手、与え手、という授業ではなく、その場があることで、子どもたち同士にわくわくの相互作用があるかんじ。でも、そういうことが起こるためには、ある一定の情報のインプットが必要で、そこに過不足なく関わるというところが、まだまだ課題かなぁ、と。
子どもたちが、どんな経験を学校内外でしているのか、他のスタッフが、子どもたちにどんな経験をしてもらうことを願って、どういう授業を設計・実践しているのか、をみながら単元を臨機応変に設計する。
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