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18歳の時に薬物検査を受けた話
今、熊本は大雨によりひどい事になっている。
毎年毎年ひどい災害が起きて俺も気が気ではないのよ。
18の時に半年間しか住まなかったけど、
当時の俺は、熊本に行った事によって色んなきっかけをつかめたと思っている。
第二の故郷だとも思っている。
ある事を思い出した。
熊本市には白川という川がある。
そんな大きくもないけど、河川敷がある川で
熊本市の中心をぶった切る様に伸びている。
地元の奄美大島には河川敷などはなくドブみたいな川しかない為、
中学生の美幸少年は金八先生のオープニングをみて河川敷に思いを馳せていた。
俺としては初めて出会った河川敷だ。
何か嫌な事だったり、悲しい事だったり、暇の時とか
ずっと白川にいた。
白川の横にはリバーサイドホテルという小さいホテルがあり、
俺は白川のことをリバーサイドと呼んでいた。
ここね
そんな思い出の多いリバーサイドでの出来事。
18歳の俺は極度のストレスに弱く、究極にストレスが溜まったら
リバーサイドに行き好きな曲を熱唱するのが日課になっていた。
問題は好きな洋楽がプレイリストから流れた時だ。
ハーモニカを使う。
レッチリやホワイトストライプスが流れたら
なぜか買ってしまったCキーのハーモニカを全力で吹き狂う。
ある日極度のストレスが溜まった日があった。
この日です↓
夜1時ごろいつものハーモニカを片手に持ちリバーサイドに向かった。
その日は荒ぶっていた為、アジカンとかでもすげーハーモニカを吹いた。
めちゃくちゃきもちよかったのを覚えている。
そうすると川の反対側でパトカーが走っているのが見えた。
美幸少年は思った
「熊本も大変なんだなぁ」
そしてまた、ハーモニカを吹く
曲が切り替わり、イヤホンから音が流れない状態の時に気付いた。
俺、呼ばれてんな。。。
警察に呼ばれパトカーに乗る。
そして淡々と質問が続いていき、これに息を吹きかけてと言われた。
警察が言った「飲んでないね」
次にここに唾を出してと言われた
警察が言った「これも大丈夫だね」
そして解放された。
近所迷惑で通報があったからね。夜遅いから早く帰ってね
と伝えられた。
気になりすぎた俺は聞いたしまった。
「最後の唾のやつはなんですか?」
警察は言った。
「薬物検査だよ」
そう俺はナチュラルボーンガンギマリなのだと気付かされた日だった。
今だにハーモニカは吹けないし、あのハーモニカもどっかでなくした。
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