【週末回顧録】このまま負けてなるものか!(9月3日・4日)
お世話になっております。UMAJIN編集部員の平石です。
「未来の馬券の的中は振り返りから!」ということで、先週末の競馬を振り返っていくこの企画。
「鉄は熱いうちに打て」とも言いますしね。記憶が鮮明なうちに、未来の自分のためしっかり復習しておきましょう。
<新潟記念>
勝ち馬:カラテ 勝ちタイム:1分58秒9(良)
10番人気カラテがトップハンデ、内枠、距離延長という三重苦を跳ねのけて見事に勝利。辻野厩舎に転厩して以降、少しずつ馬が変わってきたんですかね。以前のようなマイルマイルした走りでは無くなってきた気が。
距離適性の判断が難しい……。しばらく取捨に迷う存在になりそうです。
ユーキャンスマイルはGIIIのここならまだまだやれるところを見せてくれました。友道厩舎の金子馬って格下げ初戦に強くないですか?
マカヒキ@京都大賞典やヨーホーレイク@日経新春杯みたいなパターンだったと気付いたのは夕飯を食べている途中でした……。
フェーングロッテンは前半ゆったり流れたのが良かった気がします。ラジニケこそ前傾ラップでしたが、それまでのレースを見る限り本質的には後傾ラップ向きの印象。菊花賞もスローで流れるようなら。
フィエールマンが勝った年みたいな流れになればやれる気がします。
全然関係ないですが、当日の新潟競馬場には松平健さんがいらしてたんですね。そして枠は3-8決着。“サンバ”じゃん……。
これからは“JRAイベントスケジュール馬券術”を提唱するかもしれません。
<小倉2歳S>
勝ち馬:ロンドンプラン 勝ちタイム:1分8秒1(良)
“総点検”で「大外に入ったら面白そう」と言っていたロンドンプラン。最内枠にぶち込まれた金曜の枠順発表を見て、平石は泡を吹いて倒れたわけですが、出遅れて大外を回すオプション(?)があったとは。
揉まれない形で力を発揮したのはいかにもアフリート感がありました。
ただこの馬の上がり3F33秒1は出色のタイムで、同2位のシルフィードレーヴが34秒2だというのを考えるとかなり価値は高いです。
ちなみに小倉2歳Sにおけるこれまでの最速上がり3Fタイムは去年のナムラクレアが記録した33秒9。それを0秒8も更新しており、いかにトンデモな上がり脚かがお分かりいただけるかと。
ロンドンプラン自身は35秒0-33秒1という前後半で走っていることになるので、ピュアスプリンターが距離適性で勝ち切ったというよりは、1400-1600mベストの短めマイラーが絶対能力で差し切ったという雰囲気のレースに見えました。マイラーのグランアレグリアがスプリンターズSを34秒7-33秒6で4角15番手から差し切ったようなイメージです。
ということで現状のロンドンプランのイメージは「強いマイラー」ということにしておきます。次走距離延長で出てくるようなら要注目かと。チェック馬入りでなにとぞなにとぞ。
最内のロンドンプランが勝ち切ったので印象が薄いですが、掲示板を独占したのは外枠各馬。ロンドンプランも上述の通り外ぶん回しなので、実質このレースは外枠決着でした。
もちろん状況によりますが、内枠で失速した馬については次走以降見直しが利くように思います。
<札幌2歳S>
勝ち馬:ドゥーラ 勝ちタイム:1分50秒0(良)
今年も札幌2歳Sは外枠でした、以上!
いやホントにそれくらいしか書くことがない。後は母父キングヘイローってすごいねくらいでしょうか。
ドゥーラの切れ味はさすがでしたが、個人的には洋芝、ともすればダート向きな気もするので、中央場所の高速馬場に対応できるかが今後のポイントになる気がします。個人的には来年の函館記念やクイーンSでお会いしたい気イメージを抱いています。
ダイヤモンドハンズは素人の僕が見てもユルユルでトビの大きい馬。そのうえ最内枠ではレースプランはドンケツまで下げて外回ししかなかったですね。枠とコースが噛み合わなかった印象です。
次走大箱の中距離ならもう1回狙えるはず。関東ですが百日草特別とかどうでしょう。
その他の上位人気馬も枠が悪かったですね。シャンドゥレールは出遅れも響きました。敗戦やむなしでしょう。
<その他気になった馬>
土曜札幌2R シゲルカミカゼ(4着)
単勝1.2倍でしたが結果は4着。期待していただけに少々残念でした。
しかしながら、この日の札幌ダ1700mは軒並み上がりがかかっており、差しが届く状況でした。
そのうえこのレースは前半が流れる展開に。先行して結果を出しているシゲルなので先行するのは妥当ながら、少々無理をしてしまう形になりました。
そのうえ、4角手前で外からサンデーヒーローが動いてきたのでそれに被せられないように突っ張ったため、さらにしんどいパターンに。ラスト脚が上がったのもやむなしかと。
前半がもう少し緩むようなら巻き返しはありそう。引き続きコーナー4つのコースで狙ってみます。
土曜新潟8R ハイアムズビーチ(1着)
初ダートでしたが5馬身差の圧勝。ダートで結果を出すあたり、シラユキヒメ一族の本流って感じがします。個人的にはソダシやメイケイエールは異端の存在な気がしないでもない。
タイムも優秀で、前週の2勝クラス岩室温泉特別より0秒4速い時計。揉まれないのが条件にはなりますが、昇級でもやれそうです。
土曜新潟12R カーペンタリア(15着)
シンプルに最終週の馬場が合わなかった感しかない。カナロア産駒でプリモシーンの半妹なのでそりゃそうだという感も。
素直な心で東京替わりを狙いましょう。天栄さんの立て直しに期待。
日曜小倉2R ペースセッティング(1着)
勝ちタイムは小倉2歳Sより速いタイムでしたし、同日の2勝クラスでも2着相当の優秀なものでした。あの荒れた馬場で前半3F32秒9で巡行できたあたり、かなりの荒れ馬場適性を感じさせましたし、タフさも備えているようです。これも昇級で注目したいと思います。
日曜小倉12R ホウオウフウジン(14着)
これもカーペンタリアと同じく最終日の荒れ馬場が合わなかった感じがしました。馬場のキレイな中京や東京の中距離戦で見直したいと思います。
日曜新潟12R ローズブルーム(7着)、ロサロッサーナ(18着)
2年連続で万馬券的中となった雷光特別。結論から言えば枠に尽きます。
最終週の千直は7枠、8枠以外は基本的にノーチャンス。
6枠より内から上位進出を狙うには、去年のトミケンルーア、今年のボンクラージュで津村騎手が見せたような、外枠の馬を行かせてその後ろで外ラチを確保する“ツムツムスペシャル”しかないように思います。
ロサロッサーナは4枠7番から正攻法で先行しようとした分失速してしまいましたし、ローズブルームはすぐ外の津村騎手がラチを早々に確保してしまったため、外から差す目が無くなってしまいました。ヤケクソ気味に内に切り返したもののそりゃ最後はお釣りが無くなるよね感。
どちらも千直適性は見せているので、千直の外枠替わりで狙いましょう。
ルドラクシャ、テセウス、ホーキーポーキーといった「チームミルファーム」も千直における出し入れの考え方は一緒で、外枠に入った方を上げて、内に入った方を下げるだけで良いと思います。
中京ダートも大概ですが、新潟千直も枠による有利不利が大きすぎるよなぁ……。なかなかどうしようもないところはありますが。
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