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血統研究雑記帳(Vol.7・新種牡馬の傾向を調べてみよう)

お世話になっております。UMAJIN編集部員の平石です。

約2カ月ぶりとなります「血統研究雑記帳」。またの名を「平石趣味の部屋」。今回も色々と思いついたことを調べて書きなぐるコーナーです。あしからずご了承くださいませ……。

■上がりのかかるレースでミッキーロケットを狙おう運動

和田竜二さんにテイエムオペラオー以来となる中央GIを取らせた馬でお馴染みのミッキーロケットさん。宝塚記念の直前にこの世を去ったオペラオーさんが四十九日を前にして、最後の思い出に和田さんと一緒に走るべく、あの日のミッキーロケットに乗り移ったという説が平石の中で有力なのですが、それはひとまず置いておいて。

梅雨時の時計のかかる宝塚記念を制したという父の成績、また血統表にサンデーサイレンスの血を持たない配合も関係しているのか、ミッキーロケット産駒は速い上がりを使えない傾向が。

これまでのレースを調べてみると、ミッキーロケット産駒が上がり3F33秒9以下の脚を使ったのはアイサマン@2歳未勝利(阪神芝1600m)が記録した33秒9の1例だけ。このときのアイサマンは5着に終わっていますから、速い上がりの脚比べというのはあまり得意ではないように思えます。

その証拠に芝で勝ち星を挙げたコースは福島、中山2勝、中京、小倉2勝と小回りがメインに。これも上がりがかかる方がいいという傾向に合致したものに見えます。

ということで、ひとまずミッキーロケット産駒は上がりのかかりそうな条件でチェックしておくのが手筋なのでは? というお話でした。忘れな草賞は内回りなのでその点では良さそうですが、今の阪神は時計が出るのがミッキーゴージャスにとってはどうかって感じですね。そういえばミッキーゴージャズが初勝利を挙げたのも重馬場の小倉芝2000mでした。

■マインドユアビスケッツにはトニービンを入れておけばなんとかなるのではないか説(Part.2)

以前の「血統研究雑記帳」で「クロフネと似たようなイメージで、マインドユアビスケッツとトニービンは相性がいいんでないの?」という話をしたのですが、その後この配合からUAEダービー&全日本2歳優駿を制したデルマソトガケとスプリングS2着のホウオウビスケッツが出て重賞連対馬が2頭に。

11頭が出走して勝ち上がり5頭、重賞連対馬2頭なら悪くないような気がします。ちなみに牡馬に限れば5頭が出走して4頭勝ち上がりの重賞連対馬2頭。

この組み合わせに限らずマインドユアビスケッツ産駒は牡馬・セン馬【19-19-11-106】で勝率12.3%、複勝率31.6%に対し、牝馬【9-9-3-96】で勝率7.7%、複勝率17.9%と圧倒的な牡馬優勢なので、その点も併せて覚えておきたいところです。これは一口出資のための備忘録ということで……。

■ファインニードルはMill Reefが攻略のカギ?

短距離GIを2勝したファインニードル。今のところの代表産駒はジュニアCを制したクルゼイロドスルということになるのでしょう。

そのクルゼイロドスルがShirley Heightsをクロスさせていたので、脊髄反射で思いついたのが「ファインニードルはMill Reafをつついておけばいいんじゃないか説」。ちなみにMill ReefはRivermanとも血統構成が近いので、今回調べるにあたってはMill ReefもしくはRivermanを母系に持つファインニードル産駒を対象としました。

で、調べた結果は13頭が出走して4頭勝ち上がりの勝ち上がり率30.8%。クルゼイロドスルのほかにトレンディスター、エイシンフェンサー、シャープソーンの3頭がJRAで勝ち星を挙げています。

ファインニードル産駒全体だと41頭が出走して9頭勝ち上がりで、勝ち上がり率は21.9%。ここから計算するとMill Reef≒Rivermanを持たないファインニードル産駒は28頭が出走して5頭勝ち上がり、勝ち上がり率17.9%。一応効果があるように見えます。ただサンプルが少ないのは事実なので今後も要検証って感じでしょうか。

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