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データたちへの鎮魂歌(Vol.4・トーセンラー産駒の特徴とは)

お世話になっております。UMAJIN編集部員の平石です。

予想を含め競馬に関する記事を書いておりますと、せっかく調べたのにタイミングが合わず原稿に使えないデータというのがどうしても出てくるもの。
また平石は思いついたことを後先考えずに調べて、最終的に「これ使うタイミングないのでは……?」となるパターンが多い人間でもあります。我ながら無計画が過ぎる。

今回も「データたちへの鎮魂歌」ということで、記事にこそ出来なかったけれど、馬券に使えそう、面白そうなデータをご紹介いたします。

☆トーセンラー産駒の特徴とは

月曜日の「このまま負けてなるものか!」で取り上げたのがトーセンラー産駒は洋芝1200mで強いのでは? という気付き。
その後もう少しトーセンラー産駒について調べてみましたので報告がてら。

(1)ダートはからっきし
トーセンラー産駒の芝・ダ別の成績をまとめると以下の通りに。

芝【32-24-27-392】
勝率6.7%、連対率11.8%、複勝率17.5%
ダ【1-3-3-105】
勝率0.9%、連対率3.6%、複勝率6.3%

ご覧のとおり、ダートは壊滅的な状況。
ダートで勝ち星を挙げたのは2022年4月のロードバルドル1頭のみです。2018年の産駒デビュー以来、4年近くダートの勝ち星がなかったというのはなかなか衝撃的な結果が出てきました。
しかもそのレースは不良馬場でスピードが要求されるコンディション。ダートとはいえ、特殊な状況でのレースでした。
基本的にはダートのトーセンラー産駒は軽視で問題なかろうと思います。

(2)平坦巧者
芝コースの複勝率TOP3は以下の通りに。

1位 札幌【2-3-5-15】複勝率40.0%
2位 函館【5-2-2-18】複勝率33.3%
2位 京都【3-2-2-14】複勝率33.3%

基本的には平坦コース巧者として考えたいところ。トーセンラー自身も京都巧者だったので、その辺りの特徴を産駒に伝えているのかもしれません。
ちなみに福島は11.4%、中山は13.8%なので、直線にちょっとでも上り坂があると一気に数字が悪くなるのも覚えておきたいところです。

(3)大敗からの巻き返しは少ない
前走1着【5-3-1-24】複勝率27.3%
前走2着【7-4-3-14】複勝率50.0%
前走3着【6-3-1-15】複勝率40.0%
前走4着【1-1-4-22】複勝率21.4%
前走5着【2-1-1-28】複勝率12.5%
前走6着以下【9-11-13-324】複勝率9.2%

基本的には前走着順の良い馬が次走でも順当に走ってくる傾向です。狙い目は前走2-3着馬。このレンジを合算すると複勝率は45.3%を記録しています。
前走1着馬は基本的にその次走は昇級戦となるわけですが、それでも複勝率27.3%なら悪くない数字。ヒモで拾っていて損はないように思います。

個人的にはダートがここまで振るわないとは思っていませんでした。芝→ダ替わりのトーセンラー産駒をヒモで買っていた記憶もあるのですが、このパターンは【1-0-0-48】。上述のロードバルドル以外は馬券に絡んでいないというのを見て、さすがに驚きました。

なかなかトーセンラー産駒を本命にする機会はないかもしれませんが、馬券の相手選びの際にはこの辺りを覚えておきたいと思います。

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