つまみ上げられ哭き自斎と念
椀のなかに鎮まったそれを確認するには上からながめるしかなかった茉莉花の胚珠をそのままお湯に鎮めたお茶をながめるときと同じようななんだかもったいないような気がした
あれはいつまで味わえるのだろうか
風味が落ちるのは以外と早いようなきもするが、通のものからすると牛の乳などをまぜるとむだなくむしろ巧いとのことだ
工夫次第ではどうにでもなるということなのだろうか
鮮やかにみえたその花神らがそのまままた読みがえったかのようにとはほど遠い
ものの新たな驚を与えて捨てるのがおしいようなまた