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平行線の判断について
これは日曜大学で発表した、20分発表の部のレジメです。
平行線が平行線であるのはどういうことかを、思いつきで
選択肢的に定義してみました。
1状況
二本の線を引く。これは平行線かどうか。
2創設者決定説 対 解釈者決定説 対 多数決決定説
①創設者決定説
書いた人が平行線として書いたかどうかが重要で、それが最終決定
②解釈者決定説
第三者がきちんと平行になっているかを計測し、判断されたのが最終決定
③多数決決定説
平行線になっているという人がたくさんいたら、それが最終決定
3 検討
その1 創設者決定説の検討
②→線を引いた創設者が平行ではないといった場合、結果が変わってしまう。
③→創設者の意図を多数者がいったん受け入れるかどうかだけにかかっている。
その2 解釈者決定説の検討
①→発話者と視聴者の関係において一切の説明は、誤りを含みうることになり、正しい説明という行 為が成立しなくなってしまう。
③→99人が平行線といい1人が違うといった場合、平行線である確率が高いといえないか。
99人の専門家が平行線だと判断した場合でも確率に変動はないか。
その3 多数決決定説の検討
①→手に持っていない硬貨をパット見せて10円か100円かを当てさせる。99人がどちらかを答 えた場合、行為者が効果を持っていなかったとしても硬貨は多数決により存在するといえるか。
②→そもそも真理と多数意見は無関係である