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【全国ハニワ選手権01】ハニワとドグウの違い

教科書で習った埴輪と土偶、懐かしいですね。生まれた時期や用途も全く異なるこの2つ、なぜか同じ扱いをされてしまいがちです。21世紀の忙しい現代において、人の心をほっこりさせる“元祖ゆるキャラ”としての使命を果たす、2つの違いをのぞいてみませんか?

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埴輪の誕生は古墳時代(3世紀後半~6世紀後半)。かたや土偶が生まれたのは今から1万3000年前~2400年前の縄文時代。まったくもって、すれ違うこともなかったであろう、埴輪と土偶なのです。

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日本列島の43都府県(古墳がない北海道・青森・秋田・沖縄以外)から出土されている埴輪は、前方後円墳などに埋まっています。土偶は集落の跡地から一部壊れた状態でみつかり、東北・関東など東日本から多く出土されています。

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埴輪の種類は大きく分けると、「円筒埴輪」と「形象埴輪」の2つに分類されます。「形象埴輪」は「家形埴輪」「器財埴輪」「動物埴輪」と、5世紀に登場した「人物埴輪」の4つ。土偶といえばスノーゴーグルを付けたような目の「遮光器土偶」を想像する人がいるのでは? 通称「縄文のビーナス」「縄文の女神」「ハート形土偶」などと呼ばれる土偶が有名で、女性像が多いです。

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大型前方後円墳には、大量の埴輪が並んでいます。円筒埴輪が数千本、人物や動物などの形象埴輪は50~100体。1つの古墳から出土される埴輪は以下のような配分かもしれません。

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埴輪の大きさは高さ50cm~150cmが多く、巨大古墳ほど大きな古墳が並んでいます。日本最大の埴輪は円筒埴輪で高さ242cm(奈良県のメスリ山古墳)。その他、高さ170cmの家形埴輪(今城塚3区)も。土偶は3cm~40cm強。

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前方後円墳の終焉とともに姿を消した埴輪。今回は土偶との違いをかいつまんでご紹介しました。





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