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効率ではなく、価値観を意識した工夫。妻も夫も使いやすい台所にするには?身軽になるための収納は?

今日は、自分が考える「最適化」の定義とその想いについてお話ししたいと思います。このnoteではこれまで、家事や夫婦関係の工夫についていくつか紹介してきました。

私が実践している工夫で意識しているのは「価値観」です。ただの効率化ではなく、価値観に基づいて行う工夫を、私は「最適化」と呼んでいます。家事や育児、パートナーシップを「最適化」することで、少しの心と時間の余裕が生まれ、やりたいことができたり、理想の自分に近づけることが目標です。
「家事をもっと楽にしたい」「余裕が欲しい」「便利グッズを使ってみてもなんだかしっくりこない」と感じる方のヒントになれば嬉しいです。

⚫︎頑張っているのにラクにならない時に、心と時間の余裕を生むための工夫を模索する日々

「余裕が欲しい」「時間が欲しい」と思っている方は多いのではないでしょうか。特に共働きや子育て家庭では、仕事も家事も育児も全部必死にこなしているのに、なんだか報われない、疲れ果ててしまうこともあると思います。

私自身も同じです。仕事も家事も育児も一生懸命やっているのに、なぜか余裕が生まれない、楽にならないというスパイラルに陥ることがありました。

そんな時、「ただの効率化」ではなく「価値観を意識した最適化」の工夫を取り入れることで、少しずつ心や時間に余裕が生まれるようになりました。その結果、前向きな思考ができるようになり、家族に感謝を伝えたり、新しいことに挑戦する気持ちも湧いてきました。

⚫︎価値観を意識した工夫「最適化」とは?具体例①「妻も夫も使いやすい台所」

今日は、効率化と最適化の違いを意識し、具体例を2つ紹介したいと思います。

テーマ:妻も夫も使いやすい台所にしたい
効率化の例:取り出しやすく、しまいやすい収納を目指し、棚にラベルを貼ったり、調味料を1箇所にまとめる

この工夫はどんな家庭でも役立ちますし、有用です(私の家でも実践しています)。しかし、価値観を意識すると、さらに効果的な工夫ができます。

では、価値観を意識するとどうなるでしょうか?

Q. 「妻も夫も使いやすい台所にしたい」を希望しているのは誰なのか?
A. 妻が、「夫にももっと料理をしてほしい」と思っている。

Q. 何故もっと料理をしてほしいのか?妻は本当はどうしたいのか?
A. 妻が平日の仕事後に料理をするのが大変で、不公平感を感じている。

Q. どんな状態が理想か?
A. 平日はあまり料理をせずに済む状態。自分も夫も自然と料理をしたくなる状態。

Q. 料理に対する本来の価値観は?
A. 手作りにそんなにこだわりはない。笑顔で食卓を囲みたい。

このように掘り下げると、ただ台所の収納だけを改善しても、心と時間の余裕は生まれないとわかります。
むしろ、手作りにこだわりがないのであれば、

・惣菜を買ったり、外食する日を作る
・時短家電を使う
・家事代行サービスを利用する
・土日にのみこだわった料理を作る

などを取り入れ、笑顔で食卓を囲むことを優先することが、心と時間の余裕を生みそうです。

さらに、パートナーの価値観や料理と収納の好みを組み合わせることで、その家庭の「最適」な料理に対するスタイルを作り出せます。

⚫︎価値観を意識した工夫「最適化」とは?具体例②「身軽になる収納」

②テーマ:引越しをきっかけに収納の見直しをしたい
効率化の例:便利な収納グッズを購入し、シンデレラフィットを目指す

上記もよいと思います。100円ショップや無印良品などで様々な便利グッズが売っていますし、SNSなどでも多くの方が素敵な収納のアイディアを発信されています。ただ、陥りがちなのが、素敵な収納に憧れて取り入れてみるも、持続しなかったり、自分にとっては使いにくかったりすることです。

では、価値観を意識するとどうなるでしょうか?

Q. 現在、収納に関して困りごとはあるのか?
A. 現在の住居と新居で収納スペースのレイアウトが違う。収納グッズを買い足したが、家財が増えることが気になっている。

Q. 使いやすさと見た目はどちらを重視したい?持ち家派か賃貸派か?
A. 使いやすさをより重視している。見た目は統一感があればよい。賃貸での生活を希望している。

Q. 賃貸での生活を希望する理由は?
A. 現在転勤族であることと、将来的にも色々な土地に住んでみたいから。

Q. 理想の空間の状態は?
A. 引越しても家族が使いやすく、すっきり整って見えること。

このように望む生活スタイルまで聞いてみると、現在の家でシンデレラフィットが叶っても、また引越し先で再度収納を見直す必要が出て、「色々な土地へ住む」ことへの障害になってしまいます。
この場合は、引越しを前提として

・収納グッズは規格や色を揃え、どの部屋でも使いまわせるようにする。
・収納の仕方について見える化(ラベリングや半透明の収納グッズの導入など)したり、ルールを作ることで、多少レイアウトが変わっても家族で使いやすい状態を保つ。

などの工夫が考えられますし、収納についての迷いが少なり、迷う時間や、悩む心の負担が減った分、新生活を楽しむことにあてられます。


今日は、価値観を意識した生活の工夫について紹介しました。
もし、流行りの家事の工夫にしっくりこないな、と悩んでらっしゃる方がいたら、どんな状態が理想なのか、掘り下げて考えてみてくださいね。

追記
価値観を意識した台所の工夫を掘り下げた記事を書きました✍️

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