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【子育て】夫婦で一から作る子育ての形(0歳児子育て)

私たち夫婦が2人だからこそ楽しむことができたと感じる子育てについて、時期別にまとめてみようと思います。

●妊娠中(臨月) 科学的根拠 vs 経験則


忘れもしない、出産予定日前日に最後に2人の思い出作りのために行った居酒屋での出来事です。思えば、私たち夫婦の子育てについての話し合い(議論)はココから始まりました。

妻「母乳とミルクの混合にできたらしたいけどあまりいい情報がない。あるYouTuberさんが分かりやすかったから、スケジュール真似して毎回ミルク→母乳の混合はどう?」
夫「毎回両方やるの無駄じゃない?ミルクだけにする回があったらダメなの?」
妻「乳房が張ったりするらしい。色々調べたけどそのやり方は載ってないんだよ。経験してる人が少ないのをやるのはどうなの?(自分でも調べてよ怒)」
夫「どうせ科学的根拠がない記事でしょ。経験則とか意味わかんないし」
妻「…(怒)」

今思えば、科学的根拠がない情報が多い中、無思考に経験則や既存の情報に頼ろうとした私がよくなかったと思います。一方でいつ陣痛が来てもおかしくない不安などでいっぱいいっぱいな中、色々と調べてそれに頼ろうとする妊婦の気持ちも分かる気がします。

ともあれ、この時から、調べるだけでなく私も自分で創造的に考えることを始め、2人で話し合いながら作る育児がスタートしました。

●生後2週間(里帰り中)  担当制と口を出さないルール

里帰り中、夫は私の実家に通い、時に泊まり、
オムツ替え・沐浴・寝かしつけ・夜泣き対応
などなど様々なことを一緒にやってくれました。

産まれたばかりとはいえ、赤ちゃんの泣き声と背中を反りながら泣く様子は激しく、テンパってしまいます。

妻「(ずっと泣いてるし慣れない育児で大変だよね)お疲れ様。少し代わろうか?」
夫「(ムッ)」  

後日
夫「気遣いありがとう。でも自分が担当している時は干渉しないでほしい。泣いてる時はどうしようかとテンパってるし、何か話しかけられるとより辛くなる」

夫が気持ちを教えてくれたおかげで、
・時間での担当制(授乳2単位の6時間ごと)
・お互いの担当時間の時は口も手も出さない
というルールが出来あがりました。

担当制の時間は変わったりしつつも、このルールはずっと継続しています。


●生後1か月 育児は科学


生後1か月、母乳とミルクや寝かしつけなど、身体的な機序などから説明できることを考察しながら育児してきました。

ある日の夫の名言

夫「子育てについて科学的根拠はないかもしれないけど、科学的に考えることは可能だよね。

すごく腑に落ちました。子育ては個人差も大きく、エビデンスとして集めるのはむずかしいためはっきりとした科学的根拠は少ないです。

だからといって経験則だけに頼るのではなく、自分で論理的に考えることが可能だと分かりました。

●生後3か月  育児の楽しみ方

子どもは可愛く、成長も楽しいですが、ずーっと泣かれると辛いものがあります。
そこで、私たち夫婦は1週間に一度、「育児の楽しみ方」をシェアすることにしました。

(他にも、「育児で辛い点」「息子との遊び方」「離乳食の工夫」などもシェアしています)

泣いている時の工夫例
・泣き顔を携帯の待ち受け画面にすることで、慣れ、それ以外の時を可愛く感じる。
・「聞かせてよ、君の声を」「俺の話を聞けえー5分だけでもいいぃー」など、歌ってもらうつもりで聞く。
・画像をコラージュ(漫画のキャラクターと並べたり)して楽しむ。
・置くと泣きそうな時「ちょっと待っててね〜」ではなく「ちょっと泣いててね〜」と泣く前提で行動する。

などです。デフォルト効果?など行動経済学的にも理にかなっていることが多いようで、面白いです。


●生後5か月 それぞれ考えるからこその発見

生後5か月から始まった離乳食ですが、これも担当制。担当の人が時間やメニューを適宜調整しながらあげています。

メニューについては、初めて食べる食材とアレルギー食材、だいたいの量だけ共有して、後は適当です。

あげ方も工夫はシェアしますが、それぞれ自己流。

特にある日夫だからこその発見があり感激しました。

夫「結構スプーン使って食べるよねー」
妻「?!私の時はないよ?指ばっかしゃぶっちゃうし暴れてる」
夫「顔の前で食べ物を見せてしばらく待ってると右手を出してスプーン握って口に運ぶよ」

我慢強い夫らしい発見だと思いました。
どちらかが先導して、教える形で育児をしていたらなかった発見だと思います。

●生後6か月 家族の形

育児を振り返った時に、私たちの育児を表す言葉はなんだろう?と話しました。

夫「原則を疑い、楽しい育児。経験則、慣例は納得できなければ取り入れない。子どものために親が我慢する、というのも、我々が疑った原則。まずは親も楽しむ。」

妻「エゴを出し合う家族。息子も好きな時に好きなだけ泣いていいよ。私たち親も好きなように出かけたり行動するね。子どもが泣きそうだからお出かけを我慢したりして結局家でも泣いてって我慢するよりは、お互いのエゴや意見を出し合い尊重し合う関係。家族だから安心してエゴを見せられる。」

これは、2人で議論し続けなければ、勇気が出ず、言えなかったです。
一から自分たちの形を作ることができてよかったと思っています。

●まとめ

子育てや夫婦のパートナーシップに正解はなくて、でもそれぞれ家族の「らしい形」に最適化できると思います。

まずは親が楽しめるように、今後も工夫していきたいと思います。

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