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【最適化】ワーママとGoogle keepのススメ②夫婦のタスク共有と家族会議への応用

先日の記事でメモをするメリットやGoogle keepを活用したメモについてご紹介しました。

今回は、Google keepにメモしたことをどう、家族で共有、家族会議に使っているかをご紹介します。

この記事は「夫婦でタスクを共有したい。いい方法が知りたい」「夫婦でしっかり話し合いたいけど機会の作り方が分からない」「家族で感情をぶつけ合ってしまう」の人向けに、システムですれ違いが起こりにくくなれば、嬉しいです。


●Google keepの項目

我が家では、下記のようにBOXを作っています。

Google keep アプリ画面

その中でも、週間カンファBOX (共有)の中身は、

週間カンファ
【定期】
◻︎スケジュール確認
◻︎2人の体調
◻︎写真共有
◻︎陰性感情共有

【週間毎】
4月🌸
20(土)
◻︎

としています。
【週間毎】の中に入れるのは、軽いものから重いものまで様々です。例えば

↑軽い
・最近買った消臭剤の匂い好みだった?
・ゴミ捨ての曜日が変わった
・次の週末のお出かけ先
・息子の肌荒れについて
・息子の寝かしつけルーティン再考
・夏休みに会いに行きたい人
・パソコン買い替え検討
・貯金額の確認、固定費の見直し
・子供3人目ってどう思う?
・転職しようかと迷っている
・ライフプランについて共有
↓重い

などです。ポイントは、これを一気に話すのではなく、思いついた時に、「いつまでに話したらいいかな?」と優先順位をつけて、少し先の日付などに分散しながらメモすることです。
もしも、全てを一気に話したら、もう疲れてしまって、「2度とやりたくない」と思ってしまうのでお勧めしません。

●Google keepの家族会議=「週間カンファ」での応用

我が家では、週に1回(土曜日か日曜日の朝)、このGoogle keepを見ながら、30分〜1時間「週間カンファ」の時間を取っています。

週間カンファ
【定期】
◻︎スケジュール確認
◻︎2人の体調
◻︎写真共有
◻︎陰性感情共有

【週間毎】

上記の項目それぞれについて、ポイントを紹介していきます。
①「スケジュール確認(毎回)」→「予定・スケジュールBOX」を見ながら、来週の予定を2人で確認し、すり合わせが必要なものはその場で行う。

②「2人の体調(毎回)」→子供の体調は日々気にかけますが、お互いの体調はないがしろにしがち。身体のこと「最近ちょっと頭痛がする」「寝つきが悪い」「朝白湯を飲むようにしたら調子がいい」「特に問題なし」や、心のこと「最近疲れている」「なんだかイライラする」「仕事も楽しいし安定している」。など、まずは自分のことを客観的に分析して伝える。そのまま解決策について考えることもあれば、ただお互い傾聴することも。

③「写真共有(毎回)」→1週間で撮り溜めた写真は、iphoneの「写真」の中のicloud共有アルバムに入れる。

④「陰性感情共有(毎回)」→これが肝!なので、次の項目で詳しくお話します

⑤【週間毎】→話すことはその週によって違う。話す中で、新たに後日相談したい項目が出てきた時は、次いつ話すかを決めてメモする。

●「陰性感情」を共有するって?

では、「これが肝!」とお伝えした、「陰性感情共有」についてです。

これは、1週間の出来事を振り返って、イライラしたり、悲しかったり、モヤっとしたことを話す場です。

「前のことを蒸し返してしまって大丈夫?」と思われる方もいるかもしれません。(もちろんたまーに、「今更?イラっ」とすることはありますが)だいたいは、「そんな風に感じていたんだ、教えてもらってよかった。ありがとう」と思うことが多いです。

具体的には、

「お皿を割ってしまって落ち込んだ」
「友達のことを相談した時、共感して欲しかったのに責められた気がして嫌だった」
「子どもが食べ物を下に落とすととてもイライラする」
「朝にお風呂洗いをお願いされてムカッとした」
「仕事の、この業務がキツいと感じる」
「最近ワケもなくモヤモヤしている」

など、自分1人の状態から、家族に対する感情、仕事に対する感情まで、なんでもアリです。
聞いた側は、傾聴を基本に、詳しくその時の気持ちを掘り下げたり、対策を考えることもあります。大切なのは、「責める場ではなく、より良い家族マネジメントのための場」という共通認識をもつことです。

その他のポイントは、
・その場で言わずにメモしておくこと(もちろん言いたければその時言ってOK)
・思い出せないような小さな出来事でも共有する
・相手に対して「あの時こう思ってたのでは?」ということがあれば聞いてみる
・子供に対する陰性感情も隠さず共有する

です。その場で言うよりも、後から自分で思い返して伝える方が冷静に伝えられます。家族になると一心同体と思ってしまいがちですが、もちろん別の人間。自分にとって辛いと思うことを相手は負担に感じていなかったり、自分にとって些細なことと思っても相手にとっては大事な部分だったり。

特に、子供への陰性感情を出すことは大切です。なんとなく世間の風潮として「子どもはかわいい」「可愛くないと思ってはいけない」「叩きたい・声を荒げたいと思ってはいけない」などがあると思います。もちろん虐待は良くないのですか、親も人間です。その日によって、そう思ってしまう日があります。それを「いけないこと」とひとりで抱え込まず、家族に吐き出す場が重要です。

週に1回、必ず「週間カンファ」の場があることで、安心して陰性感情を抱いて、でも、忘れることができるんです。

●実は紆余曲折あった「週間カンファ」

まず、なぜ「カンファレンス」と名前を付けたのか、ですが、なんとなく「家族は『会社の経営』みたいだな」、と思ったことがきっかけでした。

その時の感情に任せてぶつかり合うのではなく、「幸せで成長し合える家庭を築きたい」というゴールに向かって、チームとして、合理的にマネジメントしたいと考えたのです。なのでビジネスライクに「週間カンファ」としました。

最初はカンファの時間が長くなり過ぎてしまったり(3時間など)、議題をどちらかだけが挙げている、と不公平に感じたり、そもそも体調確認や陰性感情共有がなく、カンファの場で感情的になってしまったりしました。

ただ、「週間カンファ」を始めて3年、徐々に改良し、2人の形ができてきたように思います。今では、「週間カンファ」がない家族のマネジメントは想像がつかないですし、この場があることで、安心してタスクや感情を「忘れて」、他のことに集中できます。
子どもがもう少し大きくなったら一緒に参加してもらったりしながらも、子どもが手を離れたとしても、「一生やってそうだね」と夫婦2人で話しています。

今回挙げたやり方はあくまでも一例なので、みなさんの心地いい、自分らしいやり方を見つけてみてくださいね。

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