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結婚式の想い出と結婚式に必要な要素。フルオンライン結婚式の感想と、もう一度式場の結婚式をやるか?【人生観】

最近、他のご家族と話す中で、「家族ってなに?」「夫婦のあり方」について考える機会が多く、自分たち夫婦・家族について振り返ってみようと思います。

夫と、私たちが行ったフルオンライン結婚式について振り返り、将来もう一度式場で結婚式をやりたいか、結婚式の本質について考えました。

コロナ禍で流行るかな、とワクワクしていましたが、フルオンラインで結婚式を挙げた知人のカップルは後にも先にもまだ出会っていません。もし検討されている方がいれば参考になれば嬉しいです。


⚫︎コロナ禍で私たちが選択したのはフルオンライン結婚式?!

まず、「フルオンライン結婚式??」となった方も多いと思います。私たちは自宅からZoomで70人のゲストを招き結婚式を行いました。

経緯を振り返ります。

①ホテルでバリバリ正統派の挙式を予約し準備も万端だった
②挙式1ヶ月前にコロナが本格化し遠方からのゲストが来られないため、半年後に延期を決意(泣く泣く延期料を支払う)
③延期後もコロナは終息しそうになくホテル挙式の中止を決定(キャンセル料も払った)
④落ち込みながらも、ふとオンライン結婚式を思いつく
⑤オンライン挙式の対応をしているプランナー会社を見つける
⑥会場とオンラインのハイブリッドを検討したが、「私たちらしくチャレンジしよう」とフルオンラインで行うことを決意
⑦夫婦で「結婚式の本質的とは?」を議論
⑧プランナーさんと具体的に落とし込んでいき、70名のゲストを迎えて無事実行

こんな流れでした。
もともとは、王道のホテル婚を予定し、ドレスもお気に入りの2着を選んで着る予定だったので、さすがに中止になって落ち込みました。

でも結果的には、「私たちらしい」選択ができて大満足です。

⚫︎フルオンライン結婚式の実際

では実際どんな風だったのか、まとめます。

〈式前日までにゲストに送付したもの〉
・招待状→招待状の画像のみ作り、LINEやメールで連絡
・料理・ケーキ・飲み物→温めるだけ盛り付けるだけでOKの料理やケーキ、ビール・ジュースなどを要冷蔵で送付(そういったサービスをやっている会社あり)。当日解説しながら開封してもらう。おつまみ程度なので、追加で食べたい人は自宅で用意してもらった。
・結婚式グッズ(新郎新婦のプロフィール・ゲスト一覧・手紙など)→プランナーさんと作成し、印刷したものをダンボールに入れて送付。当日中身を解説しながら紹介。
・引き出物→新郎新婦の贈りたいグッズやお菓子などをダンボールに入れて送付。

〈当日タイムスケジュール〉
08:00 プランナーさん達が自宅へ集合→ヘアメイク
10:00 自宅ベランダでファーストミート&自宅近くの公園で撮影

12:00 Zoomで受付スタート→友人ごとにブレイクアウトルームへ誘導。ゲスト同士で話したり新郎新婦がブレイクアウトルームに入って雑談したり。
13:00 新郎新婦プロフィールムービー・新郎新婦入場(画面に登場するだけ)・指輪の交換&ハグ・乾杯
13:30 食事開始&ブレイクアウトルームへ分かれる→新郎新婦が各ルームに入って歓談・ケーキ入刀
15:00 サプライズレター・全員集合写真(スクショ)&エンドロール→おひらき

17:00 機材等撤収していただき、プランナーさんとも解散

一部の解説をします。
・プロフィール動画→ホテル挙式用に準備していたものをそのまま流用しました。
・音楽→もともとこだわって選んでいたのでZoom上でも流しました。
・サプライズレター→新郎新婦からゲストへの手紙を書き、事前に送付したダンボールに隠しておいて式の途中でみなさんに見つけてもらう方式にしました。驚いていただいて嬉しかったです。
・エンドロール→当日の準備やゲストの様子を最後に流したい、という希望をプランナーさんが色々と工夫して叶えてくださりました。

⚫︎フルオンライン結婚式のメリットとデメリット

実際やってみて感じたメリットとデメリットです。

〈メリット〉
・遠方のゲストや高齢の祖母も参加できた!
・新郎新婦がリラックスして式を楽しむことができた。ブレイクアウトルームで友人達とゆっくり話す時間が取れた。
・ゲストの交通費や宿泊費を節約できた。ゲストも自宅から参加できるので、妊娠中や子連れの親戚や友人も気軽に参加しやすかった。(服やヘアメイクも通常よりラフでいいので楽だったみたいです。また前後に予定も入れやすかったと好評でした)
・満足度は高く、式自体の費用は安く、コスパがよかった。
・期待以上の写真や動画を残すことができた。
・引き出物を自由にゲストのことを想いながら選ぶことができた(ホテル挙式ではホテル指定のものしか選べなかった)。
・夫婦として「何かを諦める」のではなく「新しいことに挑戦する喜び」を味わうことができた。

〈デメリット〉
・Zoomだと対面よりも歓談がしにくかった(同時に話してしまったり、ブレイクアウトルームの中はみんな一緒にしか話せない)
・新婦としては、お気に入りだったヒラヒラ豪華ドレスは着ることができなかった(自宅でも着ることは可能でしたがほぼ上半身しか映らないのでリーズナブル&ラフなものへ変更、お色直しドレスも着ませんでした)
・ご祝儀についてゲストも私たちも相場がわからなかった→高額で下さった方には式の後に別途お礼をした
・いわゆる2次会、3次会に新郎新婦がおジャマする、というのはできなかった。

私が感じたメリットの第1位は、「遠方のゲストや高齢の祖母も参加できたこと」でした。特に私にとっては、兄弟が当時海外に住んでいたり、国内でも遠方の友人が多かったので、移動による感染のリスクを気にせず参加できたことがよかったです。
また、当時認知症が進み始めており、会場であれば参加できなかったであろう祖母も、自宅から参加してもらえたり、臨月や新生児がいる親戚も参加してもらえたこともとても嬉しかったです。
ハイブリッドでも参加はできたのですが、全員オンラインだったことで、一体感がありました。
(ちなみに夫的なメリット第1位は「圧倒的コスパの良さ」だそうです)

⚫︎私たち夫婦が考えた「結婚式の本質」「必要な要素」は?

王道の結婚式ができなくなった時、私たちは「結婚式を捉え直し」ました。
私たちが導き出した結論は、

「結婚式=大切な人たちと交流し、感謝を伝え、ご縁を繋げる機会」

でした。「結婚式」があることで、少しご無沙汰していたような親戚や友人と会うことができたり、集まることができます。
また、「結婚式」という場で集まることで、思い出の振り返りをして、今までの人生の感謝を伝える機会になります。
さらに、「結婚式」に来ていただくことで、「これからもよろしくお願いします」という、今後も縁を繋げたい気持ちを伝えることができます。

そのため、ゲストが感染症のリスクを不安に思ったり、申し訳ないけど欠席する、というようなことは本意ではありませんでした。

「大切な人たちと交流し、感謝を伝え、ご縁を繋げる」にあたり、フルオンラインでもそれは可能と判断しましたし、実際行ってみて、実現できたと思います。

もう一つ、大切な要素と考えたのは、「同じ食を楽しむ」ことです。
同じ空間にいることは叶わなくても、同じ料理を楽しむことは、一体感を生み、会話が弾みました。
今後ももしフルオンラインでイベントを行う際は意識したいポイントです。

⚫︎もう一度式場での結婚式を行う?どうする?

フルオンライン結婚式に大満足したとはいえ、王道の結婚式やドレスへの未練もあり、子どもが3歳くらいになったらフォトウェディングや家族のみ招待する結婚式をやりたい、と考えていました。

ただ先日、改めて夫婦でそのことについて話した結果、「やらない」ことになりそうです。

というのも、
・もともと結婚式は大切な人と交流する機会と考えているのでフォトウェディングや少人数の式は望んでいない。
・セレモニーとして、愛を誓う、確かめる行為は日常的に確認できているのでいらない。

と思ったからです。
やるとしたら、もう少し結婚生活が長くなった頃に、「友人夫婦と合同で、レストランで夫婦家族と思い出を振り返りながら食事をする」、そんな「結婚式」をやってみたいと思います。

今回は、フルオンライン結婚式の感想と、「結婚式」の本質について考えたことをまとめてみました。人生の節目には「自分らしさ・夫婦らしさ・家族らしさ」が出ると思います。みなさんもよかったら振り返ってみてくださいね。


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