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マルクス「資本論」ー不変資本と可変資本

不変資本と可変資本とはなにか、という語句説明的な章。(なのであんまりおもしろくない)

生産手段と生産物の関係性は、比例的に決まっている。
例えば、ある量の原料からできる生産物の量は決まっている。1キロの綿花から1トンの撚り糸が作られたりはしない。
この決まっていて、変わらない資本のことを「不変資本」という。

その一方で、労働力の価値(資本家が労働力をいくらで調達するか)と、労働力の生み出す価値(生産性)は、決まっていない。変動する。
価値増殖過程にあったように、長時間労働させることで、労働力の価値は変わらないのに生産される生産物は増えることはある。
この変動する価値を「可変資本」という。

身の回りのもののなにが「不変資本」で、なにが「可変資本」なのかを考えるのはおもしろい。
ハンバーガーの不変資本は原材料とか施設費で、可変資本は安い給料とかシステマチックな生産ラインで生産性を上げていることとかかなぁ。

これに剰余価値の概念が入ってくる次章が楽しみ。

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