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「炎上」を定義してみる!【悩める現場の相談所 #2】
みなさん、こんにちは!
悩める現場の相談所では、実際に当社ウルシステムズのコンサルタントから上がったお悩みと、百戦錬磨の先輩コンサルタントによる回答をご紹介していきます。
「自分も同じことで悩んでた!」「あーそれ分かる分かる」・・・読めば共感できること間違いなし!
❓:Question
「炎上プロジェクト」の定義って何でしょうか?
この業界にいると「どこそこのプロジェクトが炎上した」「炎上プロジェクトの火消しにアサインされた」などという言葉をよく聞きますが、そもそも「炎上プロジェクト」の定義って何なのでしょうか?
💡:Answer
話す人の目線でも変わるが、「コントロールできているかどうか」が分かれ目
同じ状況でも、話す人の目線によって炎上かどうかは分かれると思いますが、私はプロジェクト目線での炎上と個人目線での炎上をこう考えています。
プロジェクト目線での炎上・・・プロジェクトの当事者自身がQCDSをコントロール出来なくなっている状況
個人目線での炎上・・・継続して高負荷になっていて、タスクをコントロール出来なくなっている状況
例えば、とあるアプリのリリース直後に細かい要望や障害が発生している状況を思い浮かべてみると・・・
PMの目線・・・
多少の不具合や計画外の対応が発生しているが、予め織り込み済で、お客様と合意できている。高稼働だがコントロールできているため「炎上していない」と認識する。
対応にあたるメンバーの目線・・・
不具合でカンカンになっているお客様の対応や不具合修正・リグレッションテスト・現場調整等々で高負荷が継続し、自身のタスクをコントロールできていないため「炎上している」と認識する。
ビジネス側の責任者の目線・・・
ビジネス目標に対する影響も少なく、問題に対処できているため「炎上していない」と認識する。
想定内の範囲やコントロールできる範囲というのは、個人によってバラつくところだと思いますが、炎上は自分と同じレイヤーでは解決できないことが多いです。さらなる炎上を招かないためにも、上位のレイヤーにエスカレーションして、早めに手を打つようにしましょう!
おわりに
今日は、「炎上」の定義は何か、というお悩みについてご紹介しました。
日々のリスク管理で防げる範囲を越えて発生する「炎上」ですが、「炎上」という言葉でまとめずに、何が起きているのか考えることを止めてはいけないな、と感じました!
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