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助太刀としての文芸

文芸評論家の渡部直己がセクハラを隠蔽した事件だが、文芸誌でモブノリオが批判したときに、弟分のすが秀実が「業界」の論理がわかっていないなどと「批判」したらしい。なるほど、金井美恵子の「辛口エッセイ」と称する連載でも渡部直己やすが秀実の性被害者は徹底的に無視されている。すが秀実は女性作家の髪の毛にさわりながら性的に侮辱しているが、「業界」では問題にならず、笠井潔と対談本まで出している。笠井潔はもう引退すべきであろう。こういう連中の「革命」は成功しないし、したとしても悲惨なだけだ。

佐々木敦に恨みはない。ゾラがドレフュス事件が起こったときに「文化評論の仕事があるから相手にしない」などと言うのかねえ。凡庸な文学者ならそうするんだろうがどうか、良心の声に従ってほしい。見て見ぬふりをしている、金井美恵子をはじめとする関係者全員に言いたいよ。どうか、良心の声に従ってほしい。悲惨な「助太刀」などではなく、本質的な「内省」が必要だろう。

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