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17. スイス | 爽みたい、泣いたっていいじゃない

読める世界一周 in Switzerland
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• 期間:2017/5/10 – 5/17(8 days)
• 旅程:チューリッヒ → ツェルマット → インターラーケン → ミュレン → インターラーケン → ベルン(通過) → チューリッヒ
• 費用(New):106,532 JPY(※別日程少額コスト含む、飛行機代含まず)
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5/10 (Wed) スイス到着

• あんまりやる気が出ない。町まで繰り出すのすら面倒くさい。なんやこの感情は。睡眠不足やん。さらに無知ゆえの無欲やん。
• この日の記憶は、チューリッヒの町から見たアルプスと、25スイスフラン(≒2,800円)した担々麺ぐらい。
• 美しく、お高い町、それがチューリッヒ(Zurich)(1)

(注記)
1. ミュンヘン(Munich)とチューリッヒ(Zurich)が英語と日本語の発音ちゃうがな2トップ。ミュニックにズーリック。次がウィーン(Vienna)かな。ヴィエナだなんて。

5/11 (Thu) 舐めてかかって届かない

• これがよくあるパターンであります。
• チューリッヒのアメリカ大使館に行ったものの、ここではないと言われ(事前に調べたらわかりそうなもん)(1) 
• 美術館は時間不足感が否めず(1時間とは無体な)
• なんだかんだで、なんとかなってきたばかりに、なんだかんだ「なく」うまく行く経験が足りない
• Zermatt(ツェルマット)の宿に到着すると(2)、ようこそMasato的な紙がドアに張ってあり、チェックインの手引きなどが書いてあった。
• 日本人のうーん、は可愛いと思う(3)

(注記)
1. イラン渡航を経ると、アメリカ入国にビザが必要になる。各国にアメリカ大使館はあるので欧州のどこかしらでやろうと思いつつグダグダに。スイスではBernのアメリカ大使館でビザ発給に関わる手続きが出来る。
2. BlaBlaCarというライドシェア(相乗り)サービスを使って、ZurichからZermattに至る途中の駅(Visp)迄を乗せて貰った。スイスは物価が高いので「何かしらの工夫」が必要かなと思う。前日に予定されたドライバーは、心配になるぐらいおじいちゃん、かつ、スイス語メインだったけれど、とってもいい人でした。カイトの大会があるのだとおっしゃっていた。
3. またも到着遅くなり、忍び込むゲストハウスは、6人ぐらいの暗いシェアルーム。静かに荷解きを終え、2段ベッドに滑り込んで寝入る前、隣のベッドから聞こえた寝言の「うーん」に、直感する母国の響き。

5/12 (Fri) Oh, なんて君はシャイなんだい

• 朝ぼらけ、一瞬お辞儀した気がしたあの子は立ち去ってしまった。裸眼では視力が足らない。
• 旅先でかわいい「うーん」に出会ったらそれは日本人と思っていい。(1)
• MatterhornはManaちゃんにオススメされて勢いで来てみたが、完全に雲がその突端を隠していた。モザイクのように。(2)
• 登山鉄道で頂上へ、そこからHike Down。下のチケット窓口で言われたToo much snowが頭をよぎるも、先人の足跡を辿って無事降りきれた(3)
• 途中からは雪も減り、むしろ雪がないほど、歩きにくいことがわかった。10回ほど足を滑らせて無残にコケた。
• 町に降りて、雰囲気溶け込んだ山小屋のようなマクドにするり。

(注記)
1. サンプルが少ないので参考まで。しかも未確認。だから何やねんの世界。それでも言いたい。日本人の「うーん」はかわいいと。もしかしたら韓国人だったかもしれないけれど。
2. マッターホルンはシャイボーイとのこと。よく雲に隠れるとのこと。Manaちゃんはエチオピア&ケニアでご一緒した旅人。
3. 宿の女性スタッフの「下りは自力で降りたら鉄道代は半額」のアドバイスに乗ってみた。チケット窓口でも「片道づつでも買える」とお墨付きを得、安心の片道切符。宿の女性の「ビニール袋を履いて雪から足を守れ」は金言だった。

5/13 (Sat) いつから人のことを書いてないのだろう

• 「あの時出会った人が語った2~3の言葉」そういう偶然を愛したい。
• 早朝必死に起きて見たマッターホルンの朝焼けは2点ぐらいだったけれど、しばらくして100点の姿を見せてくれました。それだけでもう満足でした。
• オーナーは人種差別的だがうまい、と評判のチキンサンドイッチ屋では、チキンを節約された気がした。人は思った通りに見えるものかもしれない。
• 今日は麓を歩き回る。ひたすらMatterhornを目指して、歩く歩く。最後にお辞儀をして町まで走って帰る。電車の時間があるからさ。
• Zermattから移動し、夜Interlaken(インターラーケン)の新しいパーティーホステルに到着。ついさっきまで一緒に喋ってたカナダ人(♂)とオーストラリア人(♀)が激しくキスをする夜道、側方を通過して散歩した。

5/14 (Sun) このオーストラリア人には隙がある

• ただ、そこをつける俺ではない。
• さらには身長もある(180cm)鬼のような侍スピリットが必要だ。最上段から袈裟斬りにするつもりでいかないと。
• この日は、Harder Kernといこの町一番の見晴らし場所に登った。ぐいぐいと。ワインを持って。(1)
• やめどころがわからず、そのままそのへんの山のてっぺんに着いた。
• ひっさしぶりにカバンから出した。今日は母の日ですよと。どうぞご高覧下さい。遠くにアルプスが見えるそうですよ。(この日は曇り)
• 雨に打たれまくって、一回滑ってコケて、間違った道を降りて、随分と遠回りして宿に戻った。寒かった。
• 色々な手違いに揉まれてしまったものの、宿のスタッフのMiaの計らいで、6人部屋をあてがわれた。嬉しかったけど、前いた10人部屋の方にかわいい女の子が充当されていた。

(注記)
1. スーパーマーケットでワインが売ってて案外、手頃なものもある。

5/15 (Mon) 叶うなら最後は一人づつハグしたい

• この日は散策を。元気にえいえい、楽しくヨーホッホ。
• スイスの最高峰、ユングフラウ。それに向かって歩を進めてみようじゃないのと歩き出した。チョコやワインや仕入れつつ。
• 自然が美しい。新緑の林は黄緑に輝く。この道ショートカット出来るんちゃうかと、選んだ道が林の途中でプツンと切れる。
• ここまで来て戻るんもめんどくさいからえいや!で直進、道なき道に分け入る。奈良県民なめんなよ。下り坂。落葉で足が滑る。転倒。枝を支えに進むものの、もうコレ以上は行けなくなる。退くも勇気か、えらいロスやが仕方ない、ともとの道までひーこら登って気が付くことには、携帯がない。
• 美しかった自然は、途端に無慈悲なそれに変わる。この目に見えるどっかにいる、眠ってる。助けを待っている。まだ日はある。諦めへんぞと誓って救出作業を開始する。
• 1時間ほどかかったか。林の中で太陽光反射して光るソレを見つけた時は、駆け寄って抱きしめてキスをした。

さらに悪いことには
• おっちょこちょいと無計画、さらにはポジティブさとフットワークがスクラムを組み、多くのミスとご対面する。
• そこで発揮されるのは、結局、持ち前の健康と運動神経、そして運。少しだけだが、頭も働く。それでなんとか、なった。なんとかなった。
• 「特別なことをするわけじゃない」と言い聞かせて、乗り切った。人生の中でも、一番死に近い経験でした。あれは、危なかった。あれは危なかった。(1)
• 震える足で乗り切った後の、夕焼けのアルプス、日暮れに荒涼としてくる空気、ワインが旨い。涙出たかもしれん。
• 安い宿を探したけれど、見つからず。75フランでいいことにした。お金は生きてこそ、使えるのだから。

(注記)
1. 既に6~8時間は歩いたか。ややヘトヘト。手前の町をあとにして、この日最終目的地のMurrenまでの道程を調べる。ほうほう、と。もうすぐ日も暮れるしと、最短距離を選べば、これまで歩いてきたU字谷の底が眼下に広がる断崖絶壁のルートでした。それがガイド必須、ハーネス必須、但し書き満載のアトラクションだと判明したのはMurren側での看板でのこと。こっち側がスタートかい。途中から薄々気が付いていたけれど、こんな道絶対ありえへん、って。もうええって、と。

5/16 (Tue) 素晴らしい旅と人生に乾杯を

• Edelwiseという宿だったと思う。人生で一番気持ちよかったかもしれない。
• アルプス眺めつ、ビールを片手に、手紙を書きました。
• この日も快晴に恵まれて、せっかくだからと結局は散財することにした。展望台に行ってアルプスを眺めます。
• 遠くまで続くアルプス山脈は、展望台から見るとトロリとしていた。こういっぱいあると、どれを愛でていいのかよくわからない。
• 降りて、降りて、またInterlakenのパーティーホステルBalmersに戻った。さすがにBern(ベルン)の宿の100フラン超えは規格外。すぐ諦めた。
• 気がつけば3泊目。気のいい人々と打ち解ける。これはあの香港人のシワザであろう。

5/17 (Wed) いい日旅立ち

• Little ThaiのOpenは明日からか。食べたかったな、タイ料理。(1)
• 拗ねたフリしてキスをせがむような人になりたい、と25歳の女の子にメッセージを送る。(2)
• Bernを中継地にZurich到着、所定のバス乗り場へもよどみ無く。
• 満点はもちろん望めないけれど、BlablaCarとGoEuroを上手に使って旅行が出来ています(3)
• ドイツへ向けてレッツゴー!wifiが使えるバスに乗り込む。これを好機と捉え、動画をダウンロードしていたら、並行作業していた3件の動画が、全て未完了のままwifi使用制限容量を使いきる、珍事でおしまい。

(注記)
1. Balmers近所のタイ料理屋さん。美味しいと評判。タイ料理食べたい欲は、時に熱病のように押し寄せる。
2. 経緯を思い出せないけれど、申し訳ないことをした。
3. InterlakenからBernまでは電車で、そこからBlablaCarでZurichまで。GoEuroは電車やバスの予約これ一本のスグレモノ。今はOmioと改名されたみたい。前の方がいいんとちゃうか。

(以上)

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Masato | まさまさ牛歩の旅
よくぞここに辿り着き、最後までお読み下さいました。 またどこかでお目にかかれますように。