夏の夜の散歩(2024年7月18日(木)の300字小説)
夏の夜は、なんだかワクワクしてしまう。
近くの川の水の匂い、緑の濃い匂い、土の匂い。そんなものが、夜の闇の中に香る。車の排気ガスも。
私は、我が家のペット、柴犬のポンを連れて夜の散歩をする。昼間は暑くて歩いていられないので、夜歩く。
ポンがお尻を振り振り、楽しそうに歩いている。揺れる尻尾と肛門が可愛い。時々、ついて来ている? と振り返るところがまた可愛い。
ランニングしている人や、他の犬の散歩の人にもすれ違う。犬の散歩の人は犬の犬種でしか認識していないので、私のこともきっと柴犬の人と周りに認識されているのだろうか。
おしまい