昨日、昔の友達から、連絡をもらった。私のホームページの問い合わせフォームを使ってメールくれたのだ!嬉しいよね。だって、中学校卒業以来30年ぶりくらい(うわあ)だもの。
実は私は高校から地元の町を離れている。家を出たわけではなく、片道90分かけて遠くの高校に通っていたので、毎朝5時起きの生活だったのだ。冬なんかまだ暗くて寒いうちに始発のバスに乗ってね..(シミジミ。)
地元からそんな遠くの高校に行く子なんて私だけだったから、友達との繋がりはそこで一旦途切れている。
そもそも中学校までの自分というのは半分宙に浮いてたような気がして、あんまりよく覚えていない。幼なじみと言えるような、ずっと連絡を取り続けている友達が私にはいないのだ。
しかし彼女は、頻繁に私が夢に出てくるのだと言ってくれた。偶然バッタリ会って話すんだけど、すぐに「またね」と言って別れるパターンらしいが、こんな私に夢の中でも、会っていてくれてありがとうやで!
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それで、その彼女に聞かれて思い出したんだが、私は中学の時「はなはなみんみ物語」という、日本の作家のお話絵本が好きだったんですね。絵が優しくて。小学校5年生か6年生の時のクリスマスプレゼントに三部作セットで買ってもらって、大事にしていた、分厚い本。
子供向けの本なので躊躇なくネタバレすると、三作目の「よみがえる魔法の物語」で、大戦争の後の、他に仲間の居なくなった世界でサバイバルし続けたはなはなとみんみが、世界を魔法のドームで生き延びた同族の末裔を見つけて何とか助け出すんだよね。その時に「ほんの少しでも、魔法に頼って楽に生き延びた相手を許せない気持ちがあれば、失敗する」という設定なの。まあそこはファンタジーらしく成功するんだが、最後のオチとして、その数年後ドームの中から出てきたひとたちはシビアな世界に耐えられずにみんな死んでしまうという。作者の中に、そういう信念があったのでしょうかね。
子供心に「せっかく会えた仲間なのに、そもそも許す許さないなんていう問題になるのだろうか?」「自覚できないけど心の奥で許せないって、そんなことあるのかな?」「でも、楽に生きてた人たちが厳しい外界に耐えら得ずに死ぬというのはわかる気がする、ペットの小鳥も外では生きられないし」ということを、何度も考えた。
一時期ネットミームでマザーテレサの言葉として流行った(実はマザーテレサがそんなこと言った事実はないらしいけど)以下のようなことですね。
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。
気をつけなさい、ていうと威されてるみたいだけど、自覚できない領域に対して謙虚であれというのは実にその通りだと思う。だけどこれ、縮めると「思考は現実化する」…ナポレオン・ヒルだね!
ま、今読むとまた違う感じ方があるのかもしれないが、10歳くらいの子供がものを考えるにはいい絵本だったんじゃないかな。
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実は、ほんの数日前に私もその連絡をくれた彼女のことをたまたま思い出すことがあって、何十年ぶりに、中学校の時こんなことがあってね、って、こちらの友達に話していたのだ。こういう引き寄せ的なことは、ここまで生きていればいっぱいあるので今更驚きはしないが、まあ、嬉しいよね!
というわけで、今日のまとめは、「思考は現実化する」。
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