おばけえび全滅
5歳のヨーヨーのために、パッパが「おばけえび」の観察キットをとりよせた。
小さな水槽に塩水を作り卵をふりかけた翌日には、ピコピコ泳ぎ回る小さな幼生が大量発生。
卵からかえったやつらは実に1ミリ以下なので、老眼入門者のパッパは、光を当てて壁に投影した陰でしかその姿を確認できなかった。でも、私は見たぞ!トライポフォビアなら卒倒しそうな、ぞわぞわするほどいっぱいのプランクトンの姿を!!
これ…酸欠になるんちゃうかな…と思いつつも説明書通りに日に15秒程度の手動エアポンプをしていたが、3日後の本日、水槽の底に、寒い朝の霜柱のように降り積もった白い死骸の層を確認。…全滅した模様。
「おばけえび 全滅」で検索してみると、出てくる出てくる、同じような体験談が。多くの人が一度は失敗するみたい。卵の量を調整したり、水温を一定に保ったりして、2度目でなんとか成功するものなのね。
プランクトンとはいえ小さいながらに「命」。
命を扱うのは、難しい。
パッパが水槽にヌマエビを飼った時も、一度目は翌日に全滅したな。時間をかけて水質を整えた2回目の投入はどんどん増えたけれど。
そういえば、男児のためにカブトムシの幼虫を飼っているママ友ライングループ「カブトムシ通信」の仲間うちでも、暖かいリビングに置いていたら早々に羽化したお家がある。その4匹のうち1匹は、羽根がくしゃくしゃの羽化不全ですぐに死んでしまったとのこと。それを見たヨーヨーのお友達は号泣したらしい。
わたしも子供の頃、飼ってたうさぎや小鳥から「死」を学んだなあと…その、胸の痛みを思い出した。
おばけえびは、小さすぎてそういう感じにも至らないけど、ちゃんと育てば1センチくらいにはなるらしい。
次はパッパの目にみえるところまで、育ちますように。
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