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チョコレートじゃないバレンタイン

バレンタインデー!

この日本流の恋と義理の商戦も、いまいちパッとしない給与事情だとか異常気象だとか新型肺炎だとかで伸び悩み、この先少子化も進むので益々右肩下がりみたいですね。

2000年に大学卒業した私の世代は「氷河期世代」だの「人生再設計世代」だのと散々な言われようだけど、でも、まだ社会に出た当初のバレンタインデーといえば、2月頭の百貨店のチョコレート売場は大騒ぎの大賑わいで、オフィスでは大量の義理チョコの流通を秘書さんたちが仕切っていて、人気の部長の机の上にはゴディバとかデメルとかフランスのショコラティエとかの、ときめきの小箱や手提げが山盛りになっていたものでした。

今は、もうそんな時代じゃないよね。多分。

私の会社勤めの最後の年(2016年)にはすでに翳りが見えてきていて、この時期たまたま日本に出向に来ていた外国人の偉い人が、誰かから何かを聞いて内心楽しみにしていたようで、夕方くらいになってチーム内の4人の女性(全員アラフォー)が帰り支度を始めたころ合いに「今日は日本では君たちからチョコレートを貰える日なんじゃないのかい?」とおずおずと聞いてきて「オー、それは若い人の話。アラフォー関係ないね」と、変な言い訳をして逃れた記憶がある。多分年齢のせいではないんだけど。

しかし!面倒な会社的な仕組みから開放されると、身近な人に愛と感謝を示すバレンタインも捨てたもんではないなと思うのです。

今年は、14日の早朝に起き出して、パッパとヨーヨー(とあーちゃんと自分)のためにブリスボールを手作りしました。

自分があんまりチョコレート食べられないし、子供にもあんまり食べさせたくないし、パッパも健康コンシャスでいてほしいお年ごろだよなあという思いがあったんだけれども、親愛なるかなえちゃんがブログで作り方を紹介しているのを見て、いつか自分で作りたいと思ってたブリスボール。お砂糖なしで、デーツの甘さでとってもおいしいうえに、材料混ぜて丸めるだけという、白玉団子ばりに簡単なその手順。

素材費3,000円くらいで大量にできるので、ドライオレンジやフィグなんかのアレンジも何パターンか同時に作りました。チョコレートは苦手なヨーヨーも「美味しい!」といってモグモグ食べてくれました。そしてモグモグ食べてくれても安心なところが、ホントに最高。高級チョコレートそんないっぱいもらっても食べられんよという人へのプレゼントには是非オススメしたい。かなり濃厚な味わいなので1〜2粒で十分お腹か満たされるのだけど、基本冷凍庫で保存するので、日持ちもバッチリです。

手作りブリスボール最高。この時期私と直接会うチャンスのある方には、手元の小袋が尽きるまで、お持ちして普及に努めます。コロコロ丸めるのはかんたんなので、次回は、子供と一緒にも作ろうと思います。

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