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Norway - Day 01: Oslo
English summary follows under the pictures
ロンドンからノルウェーの首都オスロまでは飛行機で2時間10分。羽田から那覇より近いのです。今回はスキー目的の旅ですが、初めてのノルウェー上陸なので、到着日はオスロの半日観光に行きました。
空港からの道は運転しやすい
ノルウェーは公共の交通機関が充実しています。政府も電車やバスの利用を推奨しているため、観光客が気軽に停められるオスロ市内の路面駐車場は数年前に撤廃されてしまった(倉庫型の屋内駐車場ならある)ようです。
とはいえ、ロッジからスキー場の往復を友達に頼るのは忍びなく、道路も整備されていると聞いたし、子連れ大荷物で電車移動は大変だったので、Hertzでレンタカー借りました。
今回の相棒は、ガッチリしたトヨタです。(年末年始のマルタ旅行で借りたのはペコペコの軽でしたが、土地が変われば借りる車も全然違う。)
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ノルウェーの運転は左ハンドル・右側通行です。マイルではなくキロメートル基準なのはありがたい。道路は中央分離帯に近い左側のほうが追越車線です。最初ちょっと緊張しましたが、高速道路は道路標識もラウンドアバウトもよく整備されていて、すぐに慣れました。
どこでも英語が問題なく通じますが、看板その他は基本、ノルウェー語です。ナビの目的地設定に大変困り、携帯で調べた地図から近くにピン立てしていく方法で乗り切りました。カフェのメニューやマニュアルがノルウェー語なのも、携帯の写真翻訳機能に頼りました。Googleのお陰様。
高速道路の岩壁のあちこちでは、滝のような氷柱のようなものが見られました。これは夏には湧水がある場所というわけではなく、雪が積もっては溶け・溶けては凍りを繰り返したものだって。雪国に来たことを実感します。
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オスロの観光
空港からオスロ市内へは1時間弱。中心部の高速道路はアリの巣のように張り巡らされた地下道で、出口さえ間違えなければ、観光名所のオペラハウス(Operahuset)のすぐそばに出られます。とりあえず近くまで行ってみて、ナビで調べた適当な屋内駐車場に車をとめました。
オペラハウス - Operahuset i Oslo
オペラハウスには、観劇ではなく、無料で見て回れる建築を眺めるのが目的で行きました。内装は、初台の新国立劇場や新橋の国際フォーラムを知っていたら、まあ、既視感のある木材とガラス素材のハーモニーでしたが、面白かったのはその外側。向かいのフィヨルドに氷山かヨットだかよくわからないオブジェがあって、
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近づいてみると、あれ・・・カモメが・・・浮かんでいるのではなく、凍った海の上に立ってます。座り込んでいるのもいます。移動しようとしてツルッとなってるのもいました。
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で、こんな凍りついた海なのに、向かいのサウナハウスの利用者たちは、時々ぽちゃんと海に浸かって体を冷やしていました。どう?やってみたい?
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そんな異文化を眺めながら、オペラハウスの屋根の上に登っていきます。白い石材でできているので、大きな氷山の上のペンギンみたいな気分になれます。実際、足元が若干凍っているので滑って転ばないように注意。
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頂上からの眺め。これがノルウェーで一番大きな都市、オスロの中心地。レイキャビク(アイスランド)に比べたらしっかり都会だけど、東京やロンドンにくらべたらずっとのんびりした街です。灰色の空が低い。
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オスロ公立図書館 - Deichman Bjørvika
それから、隣の公立図書館に行きました。5階建(+地下1階)の内装は見応え抜群で、歩いてめぐるだけで楽しかったです。
一階のショップには可愛い雑貨がいっぱい売っていましたが、値段は可愛くない。ロンドンより高い。誰かへのプレゼント用だね、自分では見るだけ。
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しかし、この図書館はただの図書館ではありません。私たちのような観光客の動線もしっかりある一方で、街の人たちの憩いの場として機能していました。赤ちゃんを安心して遊ばせられるコーナーや子供が体を動かしたくなる映像トンネルのような仕掛けもあり、エレベーターで登っていくと、眺めもどんどん変わります。
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市民がパソコンを広げて仕事したり本を読んだりするコーナーもあちこちに、いろんなスタイルの空間が用意されています。椅子や机のデザインも、画一的ではなく、オシャレです。
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棚に並ぶ本はもちろん全部ノルウェー語。こんなにいっぱいノルウェー語の本があるなんてすごい!と思ったけど、欧州の人たちが日本に旅行したら、もっと強烈に「全く違う言語で生きる人たちがこんなにたくさん!」と感動を得るのかもしれません。
ムンク美術館 - Munch Museum
次に向かったのはムンク美術館。オペラハウスを挟んで図書館の反対側です。大人ひとり 180 NOK *(約2400円)、17歳以下無料。
ムンクといえば「叫び」があまりにも有名です。好きな絵かと言われるとそうではありません。だから、「まあ、せっかくここまで来たし」くらいのノリで行ったのですが、これがとっても楽しめました。
ムンクの絵ってタッチはなんともザクっとしているのに感情表現がとてもきめ細かくて正確なんですね。感情というか人間の存在そのものというか。
絵の一枚一枚に描かれている人が何かを強烈に訴えかけてくるので、目を合わせると、描かれた人の心の波動が直接響いてくるような絵なのです。
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「これはこんなかんじかな・・・」と想像してからタイトルで確認する、という遊びをしてたら、片っ端からドンピシャ当てられるのがおもしろくて、飽きませんでした。ただ、その感情の生々しい絵が多いので子供たちは怖がってました。子供の時に見たら確かに嫌だったかもしれない。けれど今見ると、リアリティが際立って興味深いのです。
できれば数時間かけて端から端まで見てたかったですが、暗くなる前にスキー場に移動したかったので、メインのフロアだけゆっくり見た後は、美術館内のカフェでランチを食べて出発することにしました。
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地上階のカフェの天井は高く、屋外のシェードが醸し出す陰影が「叫び」に描かれた空のようでした。絶対に意識してデザインしているなって思ったんですけど、写真ではよく伝わりませんね・・・。
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「叫び」のクッキーがありました。
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私が頼んだのはほうれん草のサラダと柚子クロワッサン(なぜか球形)…美味しかった。ぎゅうちゃんが払ってくれたので値段わからないけど、ザッとロンドンの外食と似たような感じ。つまり高い。
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ちなみに、この後駐車場代金を払ったら4時間ちょっとで 357.00 kr、日本円で7500円でした。一番便利なところにとめたから仕方ないけど、高・・・!
北へ
それから、友達家族が先にチェックインして夕ご飯を作って待ってくれているスキー場のロッジ向かいました。オスロの街から高速に入って、2時間半くらい。湖沿いを北上していきます。
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だんだん寒さが増していき、到着前には吹雪きになりましたが、道路が綺麗に除雪されていたのでそんなに怖い思いもせず、なんとか、スキーのコースから出入りできるロッジに到着。
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以下は翌朝の写真ですが、リビングの窓の向かいに、聖火ランナーの山肌アートが見えました。そう、ここはリレハンメル(Lillehammer)、1994年にオリンピックのあった街です。
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子供達は初めてのスキー、私もぎゅうちゃんも20年ぶりとかなので家族全員初心者状態。さてさて、無事デビューできるでしょうか・・・?
<2日目に続く>