見出し画像

百貨店の総本山

英連邦では12月26日は「ボクシング・デー」といって、クリスマスにつらなる祝日なんだって。

クリスマスの翌日で、元々は、教会が貧しい人たちのために寄付を募り、箱に入れられた(boxing)クリスマスプレゼントを贈る日であったことから"Boxing Day"と呼ばれる by Wikipedia

ミュージアム系は軒並みお休みなだけれど、百貨店のバーゲンが始まる日だというので、まだ行けていなかった天下のハロッズを覗いてみようと思いつき、うっかり行ってしまった。

下調べもせず無防備に入ったら、あまり広くて迷路のようで、どのフロアもマスクした身なりの良い客で溢れかえっていた。

ハイブランドも全部10%オフ。景気いいなあ。

子どもを連れてきたのでとりあえずおもちゃコーナーへ行ったら、値段の張るおもちゃばかり、こんなにもかっていうほどあって、ヨーヨーとあーちゃんの目がキラーンとなってしまった。

レゴコーナーならと思っていったら、そこも扱っているのは巨大な箱ばかり!

今日は見るだけ、今度お誕生日(半年先!)に欲しいものの下見だよ!と彼等をなだめてフードフロアに降りていけば、こんどは壁を埋め尽くす紅茶だの蜂蜜だの、わたしの目がキラーンとなって何時間でも彷徨っちゃいそうな充実具合。

東京で大幅断舎離してきたばかりだから家具等を見る気にはなれないけれど(ものは増やさぬシンプル・ライフ目指してる)、なにか自分にご褒美したくなったら、こっそり一人で来てカフェバーでキャビア食べちゃお。と、心にメモしつつ、本日のところ早々に退出し、ハイド・パークに歩いて移動。

子どもたちがリスや鳥を追い回している間に、視認できる鳥の種類を数えたら、軽く10種類はいた。

そういえば、昨日裏庭(というか、隣の建物との共用の四角いスペース)に面したキッチンで皿を洗っていたら、目の前の窓縁に鳩がいた。上に網張ってるのにどこから?と思ったら、向かいのレンガの隙間の壁の穴の中に消えていった。

毎日、色々な鳥の声で目覚めるのを、先に移住していた友達は、最初、街がイージーリスニング流しているのかと疑った(!)と言っていたが、ほんとに。

自然と都会とが混ざっている。

長年の、自然の近くに住みたい願望(イギリスでも最初はもっと田舎の方にすみたいと思っていたけど、インフラが不安定なご時世だから旦那の学校に自転車で行けるとこがいいねってことでゾーン1になった。)が、意外な形で少し叶った。


いいなと思ったら応援しよう!