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言葉がひとり歩きする怖さ
最近、日本の若い女性の方(仮に、Aさん)から、雑談の中でこんなことを聞かれました。
「まきさんが若いときは2徹・3徹当たり前だったって、ホントですか?」
え、どこでそんな話を聞いたの?
「Bさんがいつも、まきさんの話する時にそう言ってるので…。」
BさんはAさんの上司です。そして、私は去年まではBさんと一緒に仕事することが多かったのですが、渡英して完全リモート支援に切り替わってから、ここ最近私はAさんのプロジェクトに関わっている状況で。
どうやらBさん、Aさんにはっぱをかけるためにそう言ってるんですね!
久々に、言葉が独り歩きするこわさを感じました…。
時間を戻せるなら、絶対にやらない
いや、ちゃうよ。まず「2徹・3徹当たり前」は大げさすぎる!
2000年に社会に出た私は、たしかに、仕事に乗って連日深夜残業という時期もあったよ。徹夜もした。2徹も…ちょびっとは。3徹…なかったとは言い切れない、うう、ちょ、ちょびっとだけはそんな時もあったことは認めよう。
だけど、すごく大事なポイントとしては、私はそれが良かったとは微塵も思っていないので、武勇伝として語ることはないのです。
Bさんに若い時にどのように仕事をしていたかと訊かれた時に、あんな働き方するべきではなかったという自省を込めて話したことはあるかもしれません。でも、私はその蓄積の末に病気になったから。
がんというものを調べているうちに、(遺伝性というケースもありますが、私の場合はそうではなかったので)これは究極の生活習慣病だなという理解に達しました。今更本当の原因なんてわからないけれど、私は子供が生まれるまでは全く自炊をしなかったし、ジャンクフードが好きで、毎日のように飲酒もしていた。バカみたいに働いてた時期もあったし、高齢出産だし。遺伝子が暴走するきっかけとして、思い当たるフシが多すぎて。
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