リモートワークは遠距離恋愛。〜信頼残高を高めるために必要なこと〜
フリーゲームプロデューサーうきょうです。
リモートワークが本格化してきて
いろいろな問題点が浮上してきはじめた。
今回はその解決策や
ポイントについて書いてみたいと思います。
実際問題、私も日々問題を体験していますし、
周りの会社はどうだろうということで
リサーチした結果、
やっぱ同じようなことが起きてましたので
触れないわけにはいかんと。
恋愛はスキルフィット?
カルチャーフィット?
いきなり何を言うんじゃい?ってことですが、
日々、採用について取り上げている
究極の思想はこれだと思っているからです。
あなたは恋愛するとき
相手のスキルで付き合いますか?
価値観など付き合いますか?
嫌いな人と付き合えますか?
好きでもない人や興味がない人に
日々行為を持って連絡取れますか?
少しでも何か当てはまりそうだなと思った時
ちょっと組織や採用がいびつになる可能性は
高いかもしれないということです。
特にリモート全盛期に
なるとなおさらということです。
あなたの周りにあなたの知らない人が
突然入ってきたらどう思いますか?
今まではオフラインで1つ屋根の下、
なんとかなっていたかもしれませんが、
これからはそうもいかなくなることも
多いのではないかと感じています。
先日の一幕
先日全員集合の
開発会議でこんなことがありました。
4週間以上前に9月初期に
ストア申請するリソースを開発に渡すも、
いざ8月末になったときの開発会議で
「いや、これまでできてないと」言われた。
ワイ「?」
B「それ、仕様無理なんじゃない?」
ワイ:「は?それ4週間以上も前から言っとるやろ?毎週のように確認もしてるよね?」
A:「いや〜、自分もそれどうするかわからなかったけど指示がなかったんでとりあえずそのままにしておきました」
B:「そもそもこの仕様って既存の仕様と違って面倒なんだよね。この新しい仕様を削るか、代替え案にするか決めてくんない?」
ワイ:「は?(お前ら殺すぞ)」
今回もマジで腹がたったんですけど、
もうこれ何回同じことやってんだといい加減うんざりした。
開発伸びすぎ。
まじふざけろと。
リモートワークでは
自分意外の仕事がされづらい
仕事の線引きがより強化されてきた
上に書いたのは一例ですが、こういうことが
よく起こっている話をあちこちで聞きます。
誤解ないように書いておきますが、
一部の人がこういう働き方をしてくると。
たとえば、問題点を分かってはいるけど
自分からは一切指摘をしないケース。
例えば、後に絶対やり直しになる案件を
我関せずで進めてしまう。
責任の所在やプロジェクトの臨場感が
薄れたので、なんか適当に
やってもいいだろと思っているケース。
開発に齟齬が出ていたり、
リモートでうまく行かない事例を聞くと、
そんな感覚で働いている
意識の低下を強く感じています。
まぁ半分しょうがないのかなと感じている部分もありますが、この事例が起きているときの多くは、オフラインでしかコミュニケーションが成り立っていない場合に起きやすい傾向にあるということ。
または、オフラインでは義理を感じていたりしていたところがあるが、オンラインになって、その義理や信頼関係の貯金がなくなってしまったケース。
そういうことを話を聞く限りでは起きていそうだということです。
一言で言えば「我関せず」の文化が根付いている場合。
今後の課題に紐づく
信頼残高の低下
信頼残高は架空の言葉ですが、
いわゆる人と人との信頼性が
遠距離になったりリモートが続くことで
積み重なることなく減少のみ
していっている事例のことを指します。
まさに遠距離恋愛をしていて
最初は密に
コミュニケーションをとっていたけど、
だんだんと回数や時間が減っていき、
やがて希薄になって自然消滅したとか、
そういう感じに近いかもしれません。
しかしこれが現実問題として
会社の中で起き始めているということです。
信頼残高を積み上げる業務が
これからは必要になる
これからは組織も「運営」視点が必要です。
オンラインゲーム では
運営してユーザーを飽きさせない仕組み、
定着させる仕組みを常に意識して
運用を行いますが、
これが組織やチームにも
より蜜な仕事として
必要になってくるということです。
面倒ですが、今まではオフライン
1つの場所に集まることで
省略できていたことも
1つ1つ丁寧に対応をしていく
必要もありそうだということです。
もちろん、
それをショートカットするための
対応も必要ではありますが、
今までの考えでチーム運用、
組織運営をしていると、
うまく行かなくなってくる
ケースが増えてきそうだということです。
そのための対策として
どうするかについては、
オンラインコミュニケーション能力が高い、
言語化能力が高い人の
需要がいっそう高くなってくることや、
または強烈なリーダーシップなどを持つ人の
マネジメント力などが
重要になってくるということです。
この一方でルールで縛ろうとする人も
出てくるでしょうが、
これに関してはオンラインにおいては
拘束力は極めて弱くなるでしょうから、
あまり機能はしなくなるとも思っています。
これからの働き方では、
より誰と働くのかという視点や、
パフォーマンスとコンピテンシー度が
高い人と働くことが重要になってきそうです。
結局それも採用と
人材育成の視点に紐づきますが
それぐらい採用、
人材育成は大事だということですね。
【執筆者:うきょう】
ゲームプロデューサー & 事業プロデューサー。ソフトバンク、LINE、NHNを経て2回目の起業。オンライン、オフライン問わずに幅広い職種でも対応できる事業戦略や商品、集客企画が強み。
Twitter DM( https://twitter.com/ukyoP_san )
または yasutaka.ikeda@playlife.jp まで
お問い合わせください。
▼公式LINE
マーケティング、採用、組織化、ビジネスモデル、集客などについて配信しています。(登録特典:50日で5000フォロワー増やしたTwitter戦略)
https://lin.ee/eEYRERB